【更新】「マイケルの真似を発作と間違われ」シルバー川柳入選作品発表

2009/09/11 13:37

川柳イメージ社団法人全国有料老人ホーム協会は2009年9月8日、第9回目となる「シルバー川柳入選作品」を発表した。前回の8840作品と比べ今回の応募作品は1万0558作品と19.4%もの増加を見せた。これは3年ぶりの1万台の回復となる。協会側では前年同様に「第二の人生・自立・希望」「容姿・しぐさ」「体力・気力・健康」に対する作品が多いとする一方、自分以外の人間に対する見方では身内や仲間に関するものが減り、配偶者に対する作品が増えたとのことである([発表ページ])。

「シルバー川柳」は2001年から毎年行われているもので、9月第3月曜日の「敬老の日」に向けて行われるもの。高齢社会、高齢者の日々の生活などをテーマとするが、応募者の年齢は問わない。

今回発表された入選作品は全部で20。老人ホームに入居している本人だけでなく、その家族のものと思われる作品も多数見受けられる。情景が目にくっきりと浮かんできそうな秀作をいくつかピックアップしてみよう。

・ケータイの返事をしようと葉書出し(84歳/女性/主婦/京都府)
・マイケルの真似を発作と間違われ(47歳/男性/無職/福岡県)
・証人が一人もいない武勇伝(30歳/男性/自営業/千葉県)
・その昔恐竜見たかと問う曽孫(55歳/女性/主婦/千葉県)
・注目を一身に受け餅食べる(39歳/男性/会社員/千葉県)
・お辞儀して共によろけるクラス会(82歳/女性/無職/東京都)
・定年にエプロン貰い嫌な予感(64歳/男性/パートタイマー/東京都)

※作者名前省略

いずれも語られている事柄が目の前で展開されているようで、思わず顔がほころんでしまう。川柳ならではのウィットが利いているといえよう。また川柳そのものと年齢とをあわせ見ると、詠まれた事情が何となくものもあり、これもまた味わい深い(例えば「証人が-」はお年寄りたちの武勇伝を何度となく聞かされながら、「誰も証人いないんだよね、やれやれ」と肩をすくんでいる子供の姿が見えてきそうだ)。

発表ページから飛べる【資料ファイル(PDF)】では、2001年から去年までの計8回の入選作品を確認することができる。その時その時の世情や流行り言葉も織り交ぜられており、非常に興味深い。敬老の日も近いことであるし、機会があれば一度目を通してみるとよいだろう。

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