計画の2倍のペース・サークルKサンクスの高級食パン「こだわりの贅沢食パン」が3週間で100万食突破
2014/03/17 11:35



↑ 「こだわりの贅沢食パン」1斤・8枚入り(左)と1/2斤・4枚入り(右)
「プライムワン」はサークルKサンクスなどのユニーグループで展開するプライベートブランドで、同社のブランド「スタイルワン」よりも品質的にグレードが高い食品区分。産地や素材の点で高品質の商品の開発を目指した品々がラインアップされている。「こだわりの贅沢食パン」は、その「プライムワン」内での1シリーズ「こだわりの贅沢」の第1弾商品として2月18日に発売された。
「こだわりの贅沢食パン」は昨今コンビニ来客層でも増加傾向を示している女性、単身世帯、そしてシニア層を主力ターゲットに据え、2013年5月に女性従業員で組織された「スタイルワン研究所」における意見を採用し、試行錯誤の上で商品化された経緯を持つ。「焼かずにそのままで食べても美味しい食パン」を体現化したもので、女性や子供・シニア層に合わせた食べやすい小ぶりサイズで提供。北海道産のバターと生クリームを用い、卵と糖類を従来の食パンよりも多く使うことで、コクと甘みを持つ味わいを呈している。またパッケージを透明化して中身を披露することで安心感を示すと共に、装飾部分に金色を多分に用い、シンプルながらも高級感ただよう雰囲気を演出している。
今回の発表によれば3週間で100万食の販売実績を挙げ、予想の2倍の実績を計上している。該当時期の販売店舗数は6396店なので、単純計算では1日あたり8食/店のセールスを示したことになる(1店舗あたり52食/週)。
コンビニではセブン-イレブンにより「金の食パン」の大ヒットをきっかけに、ローソンやファミリーマートなど大手コンビニやスーパーが、相次ぎプライベートブランドで高級品質をセールスポイントとした食パンの開発・販売を開始。いずれも好調な売り上げを示している。さらにパンを販売する大手企業も高品質のパンブランドを立ち上げてアピールを開始しており、ちょっとした高級食パンブームが起きている。
日常生活における「ちょっとした贅沢」を生活に身近なコンビニから提供するという発想は、かつてコンビニ界隈でブームを巻き起こし、今のコンビニ・プライベートブランドで主力商品化・立役者化したスイーツ群を引きたてた、ローソンのプレミアムロールケーキの開発コンセプトと類している。コンビニが身近な存在として認知され利用されているからこそ、その身近な場から日々の生活に潤いを提供したいというコンビニ側の提案も、大いに受け入れられたのだろう。
今件の「こだわりの贅沢食パン」のヒットにより、すでに緑茶やプリン、ハムなどの加工食肉などが展開している同社の「こだわりの贅沢」は、さらに認知度を高め、充実をしていくに違いない。
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