4億人を突破した「LINE」ユーザー数、増加傾向高水準のまま推移

2014/04/02 13:00

このエントリーをはてなブックマークに追加
4億人LINE株式会社は2014年4月2日、同社が運営する無料通話・無料メールなどのスマートフォン向けアプリケーション「LINE(ライン)」の登録ユーザー数に関して、iPhoneやAndroidなどの各スマートフォン、及び従来型携帯電話(フィーチャーフォン)による登録者をすべて合わせ、同年4月1日時点で、世界合計で4億人を突破したと発表した。同サービスは2013年11月25日で登録ユーザー数が3億人を超えており、それから4か月余りで1億人を上乗せした(1.33倍に増加した)計算になる(【発表リリース:LINE、登録ユーザー数が世界4億人を突破】)。


↑ 4億人突破までのLINE登録ユーザー数推移グラフ(リリースから抜粋)
↑ 4億人突破までのLINE登録ユーザー数推移グラフ(リリースから抜粋)

「LINE」とは2011年6月23日にサービスを開始した、スマートフォンや従来型携帯電話などの携帯電話をメインとしながらも、複数のメディアに対応した、リアルタイムのグループコミュニケーションサービス(厳密にはソーシャルメディアとは似て非なるもの)。意志疎通をしたい人同士でアプリケーションをあらかじめ組み込んでおくことにより、通信キャリア・端末種類を問わず、チャットやインターネット電話による会話が可能となる(一部利用できない端末あり)。パケット通信を利用するサービスであることから、パケット通信料の定額制サービスを用いれば、電話代を気にすることなく通話が行えるのもポイント。

今サービスはグループ会話機能を用いることが受け、特に若年層から中堅層の間で急速に浸透している。多数の民間調査会社の調査結果を見ても、スマートフォンの普及と共に若年層、特に未成年者の間で利用率が急速に上昇している。何気ない会話がLINEで行われることも珍しくない。

今サービスは2013年1月には世界で登録ユーザー数が大台となる1億人を突破、そして同年7月21日には2億人を、11月25日には3億人を超えた。2012年末以降は新興国での利用状況が加速化し、これが登録者数の増加に拍車をかけている。今回4億人を超えた2014年4月1日時点で、登録ユーザー数が1000万人を超えた国は、今年に入ってからに限定してもアメリカ合衆国、メキシコ、韓国、マレーシアの4か国に登る。またLINEを用いた意志疎通の量も増加しており、全世界での1日の「ユニーク」送受信数は100億件、スタンプの送受信数は18億件、通話回数は1200万件以上に達しているとのこと。

これら規模の拡大を受け、多種多様なサービスや連動企画も立ち上がっており、それらもまた登録者数を底上げする相乗効果を生み出している。これが登録者数の上昇傾向が高率のまま推移している原因の一つでもある。同社では世界5億人ユーザー達成を一つの目標に掲げているとのことだが、このペースなら遅くとも今年中には果たせることだろう。


■関連記事:
【10代女性は9割近く…「LINE」の利用率、スマホユーザーでは6割強】
【約3割が「LINEの方がしゃべりやすい」「おねだりしやすい」…LINE利用者における親とのやりとり所感】
【若年層の利用頻度が高めなLINEとツイッター…主要ソーシャルメディアの世代別利用性向をグラフ化してみる】
【高校生のSNS人気、トップはLINE、次いでツイッター】
【LINEやツイッターが伸び、mixiが落ちる…新成人のソーシャルメディア事情】

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク


関連記事


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2020 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー