世紀を超えて生まれ変わる新世代のエンタメロボット「OMNIBOT(オムニボット)」6月から展開開始

2014/04/07 13:00

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OMNIBOT(オムニボット)タカラトミーは2014年4月7日、次世代エンターテインメントロボット「OMNIBOT(オムニボット)」シリーズを同年6月から展開すると発表した。第1弾として「Hello! MiP(ハローミップ)」2種類(ホワイト/ブラック)を同年6月21日から、「Hello! Zoomer(ハローズーマー)」を同年7月26日から発売する。価格はそれぞれ1万5000円(税別)(【発表リリース:ロボットが家にやってきた!次世代エンターテイメントロボット「OMNIBOT シリーズ」 6月から登場! 手のひらのジェスチャーで操作できる「Hello! MiP(ハローミップ)」&人のことばに反応する小型犬ロボ「Hello! Zoomer(ハローズーマー)」】)。


タカラトミーでは以前、1984年から家庭用ロボット(玩具)として「OMNIBOT(オムニボット)」シリーズを展開していた。今でも国内外を問わず当時の「OMNIBOT(オムニボット)」の動向を知る映像が確認できる。


↑ 「OMNIBOT」でYouTubeを検索すると出てくる動画は海外のものが多い。もちろんこれは過去に発売されていたもので、今回発売されるものでは無い。【直接リンクはこちら:OMNIBOT from the 80's - SOLD on eBay】

当時の「OMNIBOT」展開時から数十年が経過し、技術進歩によってより高度な機能を実装することが可能となった。また以前はリモコン操作による一方的なコントロールを行う従属型ロボットだったが、現在の技術によって手などの動きに反応する直感操作、言葉などを認識して反応する音声認識操作、さらにはスマートフォンのアプリと連動した操作などの手法を用いることが出来るようになり、よりスマートでスムースな動作を成す、まさにコミュニケーションロボットへの進化が現実のものとなった。今回登場する「OMNIBOT」は、それらの現代技術を実装した、世紀を超えて生まれ変わったロボットたちとなる。

今回発表されたのは2機種のロボット。「Hello! MiP(ハローミップ)」(サイズは130×190×70ミリ、単四電池4本利用、別売)はジェスチャーで操作できる2輪走行のロボット。ジェスチャーセンサーを内蔵しているため、手のひらをかざすだけで操作が出来る。また倒立振り子センサーを搭載していることから、二輪自立走行はもちろん、何らかのモノを持たせてもその重さを認識した上で、自力でバランスを調整する(350グラムまで運搬が可能)。


↑ Hello! MiP(ハローミップ)
↑ Hello! MiP(ハローミップ)

走行・プレイモードは全部で7つだが、片方の車輪を回すことで変更を行う。Bluetoothを実装しており、専用アプリを用いることでそのスマートフォンをコントローラーのように用い、数々の遊びを楽しむことができる。

一方「Hello! Zoomer(ハローズーマー)」(280×180×200ミリ、リチウムイオン電池内臓・1時間充電で連続稼働20分)は子犬の形をした小型ロボット。ダルメシアンをモチーフにしている。ドッグトレーナーモード、フレンドリーモード、英語モードを実装しており、15以上の英語と30以上の日本語の2か国語を理解する。


↑ 海外では先行発売されている「Zoomer」のデモ映像。【直接リンクはこちら:Spin Master Zoom Pets Interactive Dog Zoomer Dalmation 】

↑ Hello! Zoomer(ハローズーマー)
↑ Hello! Zoomer(ハローズーマー)

目の部分が液晶で表現されており、気分に合わせて表情を変化させる。また赤外線装備を実装し、手やボールの動きをとらえて犬のような反応を示す。なお模様は1万種類以上を用意し、ほぼ一匹ごとに個性を持たせている。

家庭用の玩具的な立ち位置のロボットといえば、かつてソニーが発売していた「AIBO」が知られている。また昨今ではデアゴスティーニのロボットキット「ロビ」が人気を博し、異例のシリーズ終了前の再創刊が成されている。ちょっとしたロボットブームの機運に加え、子供も大人も楽しめるハイテク系の玩具に注目が集まっていること、そしてなりよりも「Hello! Zoomer」に見られるように利用者側がソフトウェアの面で操作の幅を広げることができるスマートフォンの普及が進んでいることが、今回のシリーズ立ち上げのきっかけであることは容易に想像が出来る。

今回は海外のパートナーメーカーと協力しての商品展開となるが、タカラトミーでは今後はオリジナルで開発したロボットなどを順次展開し、「OMNIBOT」シリーズを充実させるとしている。どのような発想のロボットが生み出されるのか、柔軟な発想の下で創生される新世代のロボット達の登場を心から待ち望みたい。


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