最初から目玉焼き付きになります…携帯絵文字統一化、置き換え回避で数と種類を共通化へ

2014/04/25 07:30

絵文字NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルなどの携帯・PHS事業者6社は2014年4月24日、同社が運用しているキャリアメール(電子メール。iモードメールやドコモメール、EZwebメール、S!メールなど)、SMSサービスの絵文字について、同年5月以降順次、各事業者間で数や種類を共通化し、異なる事業者端末間のメールのやり取りで絵文字が使われても意図が伝わりやすいようにすると発表した。対応端末などは各社から逐次発表される予定(【発表リリース:携帯電話・PHS事業者6社によるキャリアメール、SMSサービスの絵文字共通化の取組みについて -絵文字の数と種類を共通化してより分かりやすく!-】)。

↑ 絵文字の表示イメージ、これまでと共通化後
↑ 絵文字の表示イメージ、これまでと共通化後

携帯電話の事業者各社はそれぞれが提供しているキャリアメールやSMSで絵文字を使うことができるようにしているが、他社携帯電話向けのメールにその絵文字を使うと、「=」と文字化け的に表示されたり、絵文字の具体的な内容を描写するテキストに差し替えられたり、造形は同じでも別の意味を表す絵に置き換えられていた。

具体例を挙げると上の解説イラストにある通り、auでフライパンの絵文字を使ってメールをすると、ドコモやWILLCOM、EMOBILEの端末で受信した場合は「フライパン」の文字列に置き換わって表示され、ソフトバンクモバイルの端末ではフライパンの絵が描かれているものの、その上に目玉焼きが乗せられており、似て非なるイメージが相手に伝えられてしまっていた。また時計の絵文字を使った場合、他の事業者では指し示す時間が異なるという事例もあった。

今回の絵文字共通化により、完全に同じ絵柄ではないものの、意味が極力変わらないようなデザイン化かなされることになる。

↑ 共通化後の各社の絵文字デザイン(一部)
↑ 共通化後の各社の絵文字デザイン(一部)

上記一部具体例にもあるように、ドコモやauはシンプルさ、ソフトバンクモバイルやEMOBILE、WILLCOMはカラフルさ・立体感のある描写が特徴で、まったく同じというわけではないが、これまでのように「目玉焼きのあるなし」「指し示す時間が違う」といった、描写内容が異なる類の差異は生じなくなる。

今回の取り決めにおいて6社は、各社のキャリアメール・SMSサービスの文字コードをUnicodeに対応して絵文字の数と種類を共通化することで、各社とも絵文字の互換性を有しながらメッセージのやり取りができるようにする。なお対応する端末などについては今後各社から個別に案内が行われることになる。

Unicodeではすでに数年前(6.0、2010年制定)から日本の携帯絵文字が導入されており、今件の統一化のための下準備は整っていた。今回2014年に至りようやくその仕様が有効活用されるのは、LINEをはじめとするチャットサービスで独自のイメージカット的表現手法が提供され好評を博している(LINEならばスタンプ機能)状況を見ると、そしてそれが多分に絵文字文化の発展型であるところを見ると、やや遅きに逸した感は否めない。ともあれ状況の改善には違いあるまい。今後は各事業者からの対応端末などの詳細情報の提供を待ちたいところだ。


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