初音ミクが手のひらサイズで3Dライブ・ハコビジョン第三弾は初音ミクのライブがテーマ

2014/05/08 12:45

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ハコビジョン 初音ミクバンダイは2014年5月8日、同社のエンタメ食玩「ハコビジョン」シリーズの最新作として、初音ミクを題材に取り上げ、「3Dホログラムライブ」を手のひらサイズで再現することをテーマにした「ハコビジョン 初音ミク」を同年8月11日から発売すると発表した。全2種類。価格500円(税別)。ガム1個付き(【発表リリース:初音ミクの3Dホログラムライブが手のひらの上で楽しめる! ハコビジョン 初音ミク、8月11日(月)発売】)。


↑ 「ハコビジョン 初音ミク」パッケージ2種類
↑ 「ハコビジョン 初音ミク」パッケージ2種類

「ハコビジョン」シリーズとは、バンダイの「ハコビジョン技術」(日本特許出願中)を用いて約8.5センチメートル四方の箱の中に立体的な空間を作り出し、スマートフォンを投影ツールとして用いて専用の映像を浮かびあがらせ、3D映像体験を手軽に楽しむことができる商品。具体的にはパッケージを開封して中に入っている立体成型物(舞台のセットのようなもの)とクリアプレートをセットした後、パッケージに記載されている二次元コードをスマートフォンで読み取り、専用の映像を再生。再生をしながらそのスマートフォンを下に向けてパッケージ上面部にセットすれば、その映像がパッケージ内に生成されたステージ内に投影され、さまざまな立体映像を疑似的に再現することができるという仕組み。

↑ 「ハコビジョン 初音ミク」の内部構成。かなりシンプル
↑ 「ハコビジョン 初音ミク」の内部構成。かなりシンプル

↑ 専用の画像を再生したスマートフォンを上に置き、パッケージ内に投影させることで、疑似的な立体映像を手のひらの中で楽しむことができる
↑ 専用の画像を再生したスマートフォンを上に置き、パッケージ内に投影させることで、疑似的な立体映像を手のひらの中で楽しむことができる

「ハコビジョン」は1月に「東京ミチテラス2012」「東京国立博物館」版の展開を皮切りに、「ガンダム」シリーズ(通常版、お台場での限定販売版)を展開しており、今回発売される「初音ミク」版は、通常販売としては第3弾に相当することになる。今商品では初音ミクのセールスポイントであり、代名詞的なアクションともいえる「3Dライブ」を手のひらサイズで実現してしまおうというもの。オリジナルの映像をステージレリーフに重ね合わせることで、「初音ミク」が立体的な姿で浮かび上がる。映像・楽曲・ダンスが一体となった立体映像により、手のひらの上でリアリティあふれる「初音ミク」のステージがよみがえることになる。

商品に用いられるオリジナル映像には、初音ミクの最新3Dモデルを使用。楽曲はテレビCMなどで話題となった「Tell Your World」、そして人気曲「ワールドイズマイン」「二次元ドリームフィーバー」「Story Rider」と、合わせて4曲を対象とし、2曲ずつ2種類に収録(「Tell Your World」と「二次元ドリームフィーバー」のセットは青。「ワールドイズマイン」と「Story Rider」のセットはピンク)。映像制作は動画クリエイターとして数々の有名作品を生み出した「わかむらP」が担当。

↑ ライブイメージ
↑ ライブイメージ

さらに今商品では二次元コードを読み込むごとに、複数の映像演出をランダムで楽しむことができる「テノヒライフシステム」を展開予定であることが発表されている。またハコビジョン用のステージデータの一部を無償で公開し、一般クリエイター諸氏がハコビジョンに投影できるオリジナルの初音ミク動画作品を応募して、ユーザーが共有出来る参加型企画の開催も予定していることが明らかにされた。詳細は今後随時バンダイ側の公式サイトで明らかにされるとのこと。

「手のひらの立体映像をスマホとの組み合わせで」という、ミニチュアAR技術的な未来志向の玩具として誕生した「ハコビジョン」だが、今回の「初音ミク」版は単なる立体映像の投影や効果音などの展開に留まらず、ミニサイズのステージを構築するという、発想上のステップアップが成されている。しかもテーマとなる初音ミクは元々バーチャルアイドルとして3Dライブに馴染みが深い存在であり、今件テーマにはまさにうってつけといえる。読者参加型の企画もあわせ、大いに盛り上がりを見せそうだ。


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