「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」第28回サラリーマン川柳ベスト10など発表

2015/05/26 05:00

第一生命は2015年5月25日、2015年2月から3月まで投票を受け付けていた第28回「第一生命のサラリーマン川柳コンクール」のベスト10投票の結果を発表した。それによればもっとも多くの票を勝ち得た作品となったのは「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」だった。全投票約11万人のうち5501票を得てのトップだった。次いで「湧きました 妻よりやさしい 風呂の声」「妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴」などが続いている(【発表リリース:栄えある第1位は、老若男女世代を問わず悩みは同じ「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞(イソノ家)」に決定!】)。

↑ 第28回「第一生命のサラリーマン川柳コンクール」結果発表
↑ 第28回「第一生命のサラリーマン川柳コンクール」結果発表

「サラリーマン川柳」とは毎年第一生命が行っている投稿型イベントの一つで、時節にあう、サラリーマンの状況を描いた川柳の投稿を受け付け、その中から入選句を選出。その上で一般投票にて最終的なベスト100、さらにはベスト10の川柳を選ぶ催し。毎年多数の句が投稿され、今回2015年においては4万0138句もの応募があった。また、開催年の時節を深く反映した句が投稿され、上位にラインアップされることから、その年その年の世情や社会動向を推し量るイベントとしても知られている。

今回最上位についた句「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」は、昨今とみに話題に登り共感できる健康ネタに、日本人受賞で大いに注目されたノーベル賞を掛け合わせた内容。特に句に目を通した人にとって、まるで自分自身の心境のように思える内容であるのが、多くの人の「あるある感」をかきたてたようだ。なお句で読まれている「皮下脂肪を資源に」の話だが、実はすでに脂肪吸収手術の際に廃棄すべき人間の脂肪を精製し、自動車のバイオディーゼルエンジン用燃料として利用した例が7年前に報じられている(【ヒトの脂肪で車を走らせた形成外科医(ギガジン)】。医療廃棄物をこのように使用することは違法のため、中止されている)。

また上位陣には流行語、世の中で流行っている事象や固有名詞が多数確認できる。例えば「妖怪ウォッチ」をもじった「妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴」、「壁ドン」を用いた「壁ドンを 妻にやったら 平手打ち」などが好例である。その一方、昔も今も変わらない夫婦やサラリーマンの哀愁を語った句や、日常生活の中でふと感じた子供的な、けれどもクスッとした笑いを誘う発想の句もあり(例えば「充電器 あったらいいな 人間用」)、川柳の奥深さを覚えさせられる。さらに今回作品では高齢化を迎えた夫婦における情景を描いたものが多数見受けられ(「あゝ定年 これから妻が 我が上司」「増えていく 暗証番号 減る記憶」)、ここにも高齢化の波が押し寄せてきた感はある。

今回の上位句をはじめ、最終選考にノミネートされた100句は、専用ページ【サラリーマン川柳】から確認することができる。昨今の世情を「そういやそうだよな」と再確認したり、「なるほど」と新たな発見を体験しながら、知的娯楽感を堪能できる川柳を楽しんでみてはいかがだろうか。


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