コンビニと外食店の一体化店舗で「地域のよろず屋」を目指す…ファミマとフジオフードが包括提携契約

2014/05/23 09:30

ファミマとまいどおおきに食堂ファミリーマートは2014年5月22日、「まいどおおきに食堂」などのブランドで外食店舗を運営展開するフジオフードシステムとの間で、コンビニエンスストアと外食店舗の双方の機能を備えた、一体型店舗の展開について合意し、5月19日付で包括提携契約を締結したことを発表した。今後「地域のよろず屋」という新しいコンビニのスタイルとなる店舗の展開を推し進め、今夏には第一号店を展開する予定としている(【発表リリース:株式会社ファミリーマートと株式会社フジオフードシステムがコンビニエンスストアと外食店舗との一体型店舗の展開における包括提携契約を締結】)。

リリースによると今回の提携契約の背景には、コンビニの需要の多様化として、特に食生活の観点において「外食」「中食」「内食」と多様なスタイルのサービス提供が求められている現状がある。そこでファミリーマートとフジオフードが双方の経営資源・経営ノウハウを有効活用し、「コンビニが持つ利便性や商品力」「外食店舗が有する専門性・本格感」の両方を兼ね備えた、オールラウンド的な食サービスの提供が可能となる一体型店舗を展開し、新たな店舗様式として共同開発を推し進めることになった。

概念的には「家庭では得難い『プロの味』を店内設置のイートインコーナーで食せる」「購入した食材を自宅や仕事場に持ち帰れる」「一体型店舗ではオープンキッチンを設置して出来たてメニューを提供する」などとある。

具体的な店舗スタイルやビジュアルなどは一切公開されていないため想像でしかないが、デパートの食品売り場に併設されている本格的な厨房付きの食材提供コーナーと、やはりデパートの地下なとで良く見受けられるイートインコーナー、コンビニの惣菜コーナーの拡大版が一体化した形だろうか。あるいはすでに一部コンビニで展開されているイートインコーナーを拡充すると共に、カウンター裏の厨房の本格バージョンによる展開だろうか。

社会環境の変化、特に震災後に生じている世帯内の生活様式の移り変わりを受け、コンビニでは食サービスの拡充が進んでいる。カウンターコーヒーの本格的提供と共に、これまではミニストップなどごく一部でしか用意されていなかったイートインコーナーが、多くのコンビニでごく普通に導入されるようになった。また単にフライヤーだけでなく、スーパーの食品売り場同様の厨房を用意し、多様な惣菜を提供するコンビニも増えている。

食生活にスポットライトを当てて他業種要素を取り入れた発展型コンビニとしては、ローソンが先日から展開を始めている、スーパーの食品売り場を飲みこんだ形の「ローソンマート」が記憶に新しい。今件新スタイルの店舗は外食店との融合であり、少々異なる視点ながらも、観点としてはほぼ同じ立ち位置にある。具体的にいかなる形の店舗が出来上がるのか、そして浸透していくことになるのか、今後の展開に注目したいところだ。


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