日本コカ・コーラ、今夏も輪番冷却停止で2010年比15%の電力削減を実施・「ピークシフト自販機」でさらなる省エネを目指す

2014/06/06 10:25

ピークシフト自販機日本コカ・コーラは2014年6月4日、同社と全国8社のボトリング会社などと併せ日本のコカ・コーラシステムとして、今夏の自主的な自動販売機の節電対策を発表した。全国に配されている80万台ほどの自動販売機に対し、輪番による冷却停止を行い、15%(2010年夏期の最大使用電力比)の電力削減を実施する。また2013年から導入を進めているピークシフト自販機の設置拡大を図り、さらなる省エネを目指す(【発表リリース:輪番での冷却停止により昨年夏に引き続き15%の電力削減を実施、「ピークシフト自販機」の設置拡大によりさらなる省エネを図る】)。

↑ 輪番節電チャート
↑ 輪番節電チャート

先日【「今年も数値目標なし」…2014年夏の節電要請内容正式発表】でも伝えた通り、今年も7月1日から9月30日(お盆休み期間中の8月13日-15日を除く)において、平日の9時から20時までの間、数字目標の無い節電要請がなされることとなった。これは震災以降緊迫化している電力需給問題への対策の一環として政策決定されたもので、各方面では前年同様、あるいはそれ以上の節電努力が求められることになる。

今回発表された日本コカ・コーラ社の節電対策もその流れに沿ったもの。節電が要請されている期間・時間帯、つまり消費電力の「ピーク時間帯」において、沖縄県を除く自販機約80万台を6つのグループに分割。冷却運転の輪番停止(冷却用のコンプレッサー機能を停止)を実施する。そしてもっとも電力消費が著しくなることが予想される13時から16時は、すべての自販機で停止が実施される。この施策は2011年の夏期から継続運用されているもので、昨年夏は2010年夏期の最大使用電力との比較で15%の削減に成功した。

さらに2013年1月からは輪番による冷却停止以上の電力削減効果を自販機「単体」で実現しつつ、適温での飲料提供を可能とする新型の自販機「ピークソフト自販機」(温度維持機能の充実などで、7時から23時、最長16時間の冷却を停止し、冷たい製品提供を可能としている)の導入が図られ、初年度は2万8000台の導入を達成。今年度はこの実績を上回る4万5000台を設置し、コカ・コーラシステムの自販機全体としての節電効果の向上を目指していくことになる。

↑ ピークシフト自販機
↑ ピークシフト自販機

↑ ピークシフト自販機の電力使用の様子
↑ ピークシフト自販機の電力使用の様子

要は昨年同様輪番冷却停止の実施で15%の節電を確保しつつ、さらに節電効果が望める「ピークソフト自販機」の導入を推し進め、その分去年以上の節電効果を上乗せしていく方針となる。

上の写真にもある通り「ピークシフト自販機」は商品展示上部にその名前が大きく配され、さらに側面などにはイメージキャラクタのポーラーベアが描かれていることから、一目で分かる外観となっている。これまで以上にあちこちで、このタイプの自販機を見かけることになるだろう。今後今夏ほどの節電の必要性が無くなったとしても、積極的な節電意識の体現化は続けてほしいものだ。


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