新京成線、列車のカラーを大・変・更…新設定の企業カラーに着色

2014/07/15 09:30

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新京成線の新車両デザイン松戸と京成津田沼間を走る路線新京成線を運営する新京成電鉄は2014年7月14日、同社が同年6月から使用している新しいシンボルマークに合わせる形で、同社の企業カラー「ジェントルピンク」をベースにした新しい車両デザイン(カラーリング)が決定し、自社車両に適用させると発表した。同年8月29日に一編成目が運行開始となり、その後順次差し換えを実施、4年間で同社所有全車両に適用させることになる(【発表リリース:新京成線の「車両デザイン」が新しくなります】)。


↑ 新京成線の新車両デザイン
↑ 新京成線の新車両デザイン

↑ 新京成線従来デザイン
↑ 新京成線従来デザイン

新京成線は千葉県の松戸と京成津田沼間を走る路線。トンネルが無く、全列車が普通列車であることが特徴で、京成千葉線への直通運転なども行われている。2014年6月1日からは新しいシンボルマークとスローガン「まいにち、ちょっと、新しい。」も導入された。

今回の新デザイン(カラーリング)の導入は、2005年に新型車両を導入して以来9年ぶり。これまで同路線で展開される色合いは車両の形式によって異なっていたが、今回すべての列車で同じ色合いに統一し、路線としてのイメージ統一を図る。説明によると「電車を利用する人たちが必ず目にする車両デザインをコーポレートカレー基調にすることで、ブランドイメージ戦略の推進を図る」「利用客や沿線居住の人達に、一層自社に親しみを持ってもらう」など、バリューの底上げを狙っているとのこと。なお今回の導入はあくまでも色を変えるものであり、新型車両の導入では無い。

新デザインの変更は新京成線で用いられる26編成・162両、具体的には8000形4編成、8800形16編成、8900形3編成、N800形3編成すべてで行われる。先行して8月29日から導入される1編成は8800形となる。

形式の異なる車両をすべて同一カラー、しかも企業ブランドの色に統一して着色し、全体としての統一感を果たすと共にブランドイメージの向上を推し量るという考えは、興味深い話ではある。駅校舎などまでこの色に統一、というのはさすがに無理があるが、たとえば複数編成が同一視界内にお目見えする場面で、ずらりとこのカラーリングを果たしているのは、ある意味壮観ともいえる。また路線を走る、毎日使う列車が形状は違えと同じ色合いのものならば、自然と路線と企業カラーとの連想も刷り込まれていくことになる。

実際に新京成線を使っている人、沿線の人達にとっては、実車両の登場が待ち遠しいに違いない。


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