小学館の月刊漫画誌「IKKI」、9月発売号で休刊・連載陣の今後は7月25日発売号で発表

2014/07/24 10:10

IKKI小学館は2014年7月23日、同社が発売している月刊漫画誌「月刊IKKI(イッキ)」について、同年9月25日に発売予定の2014年11月号をもって休刊することを発表した。公式の発表となる。休刊の理由についてリリースでは「昨今のコミックを取り巻く環境の変化や読者ニーズの変化は大きい」ことを挙げ、抜本的な見直しを図るためと説明している(【発表リリース:『IKKI』休刊について】)。

↑ 月刊IKKI最新号(2014年9月号)
↑ 月刊IKKI最新号(2014年9月号)

「月刊IKKI」は2000年に週刊ビッグコミックスピリッツの増刊号として創刊され、その後2003年には月刊誌として独立創刊を果たした漫画雑誌。「コミックは未だ黎明期である。」を旗印とし、新時代のコミック表現を生み出すべく、独創的な、切り口的に斬新な作品を次々と掲載し、注目を集めていた。また2013年からは公式サイト「イキパラ」で「WEBイキパラCOMIC」をオープンし、ウェブ版独自の連載漫画も掲載する試みを行っている。

しかしながらリリースで触れられている通り、紙媒体におけるコミックを取り巻く環境は厳しく、また読者需要も変化を続けており、必ずしも多数の読者を引き付けるだけの作品をカバーしている状況とは言い難く、販売部数は低迷を続けていた。そこで今回、「次世代に向けた展開を視野に、抜本的な見直しを図ること」となり、今回の休刊決定と相成った。

↑ 雑誌印刷実績推移(月刊IKKI)(部)
↑ 雑誌印刷実績推移(月刊IKKI)(部)

公式発表に伴い、公式ツイッターアカウントや小学館の「現場」を伝えるサイト「コミスン」でも確定情報が伝えられているが、それらによれば現在「月刊IKKI」に掲載されている連載陣については、7月25日発売の9月号に説明する場を設けるとのことであり、現時点では不明(【発表リリース:「月刊IKKI」休刊のお知らせ】)。

なお社団法人日本雑誌協会による「月刊IKKI」の印刷証明付き部数は2014年1月から3月時点の平均値で1万部。データが確認できる2008年4月から6月時点の1万5000部からは5000部減退していることとなる。

連載陣の今後の動向が記されると伝えられる9月号の表紙を見ると、色々と予見させるようなキャッチコピーにイラストが描かれている(単なる深読みのし過ぎの感もあるが)。現在連載中の作品のファンには今後の動向が気になるところではある。また、雑誌媒体の環境が苦しい状態なのはどこも同じではあるが、今件のように「休刊」という話が出る事態には、やはり悲しさを覚えざるを得ない。


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