汁あり・無し双方OK、そういうのもあるのか…「2WAY 担担麺」エースコックから発売

2014/08/07 10:10

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2WAY 担担麺エースコックは2014年8月6日、同社のカップめんの新商品として「2WAY 担担麺」を同年9月1日から発売すると発表した。価格は230円(税別)。内容量117グラム(麺80グラム)。汁込み、汁なしの双方の食べ方ができるのが最大の特徴(【発表リリース:2WAY 担担麺 2004/9/1 新発売】)。


↑ 2WAY 担担麺
↑ 2WAY 担担麺

今商品「2WAY 担担麺」の商品名にも使われており商品最大の特徴である「2WAY」とは2つの道、選択肢のこと。1つの商品で「汁あり」「汁なし」の2通りの食べ方を食べる人本人が選択できるという、食するスタイルを提案しており、通常のインスタントカップめんでは当たり前となっている「説明書通りに作れば一つの完成形態となる食品が出来上がる」という鉄則を打ち破るものとなっている。また今回スポットライトを当てている「担担麺」は、元々汁ありと汁なしの双方が人気メニューとして知られており、その双方の需要にもかなう切り口でもある。

担担麺そのものは練りごまの風味とラー油の辛さが旨みのアクセントとなる本格的な味わいのもの。また別添えのスパイスを加えることで、粗びき山椒の風味が引き立つことになる。それをマイルドで濃厚なスープに浸してスープと共に楽しむ「汁ありタイプ」、ピリッとした刺激や辛さをダイレクトに堪能する「汁なしタイプ」の2通りの食べ方いずれかを選択できる。

容器デザインは中央で真っ二つに色分けし、左側は黒を、右側は赤を背景として、それぞれ汁あり・汁なしの状態の完成予想図を大きく描いている。そして中央部に「2WAY担担麺」と商品名、「選べる食べ方2通り!!」「あなたの選択はどっち?」などのコピーを配し、手に取った人に単なる商品のうま味だけでなく、どぢらの様式で食するかを問いかけ、さらなる興味関心を引かせるビジュアルと成している。また黒と赤の組合せは、いずれも辛さを想起させるもので、商品自身の赤身過ぎる見た目と合わせ、びりっとした辛さの印象を強いものとしている。

カップめんに自ら調味料や惣菜を追加したり、他のレトルト系の具材を加えて楽しむ切り口は誰にも一度ならずあるはずだが、商品自身が最初から汁あり・汁なし双方での調理を想定し、どちらも選べるとの提案を商品特性の一つに押し立てるのは興味深い。似たような発想としては【カレーうどんも楽しめるペースト付き「どん兵衛 芋煮うどん」東北地区・数量限定発売】で紹介した、カレーうどんにもできる芋煮うどんがあるが、汁のある・なしという大きな見た目・料理そのものの体裁まで変わってしまうのは大いに興味関心をそそられる。

さらに、1つの商品ではどちらかひとつの食べ方しかできないことを考えれば、その味わいがいかなるものかをチェックするためには、最低でも2通り分、つまり2つ必要となる。その観点でも賢い商品展開の切り口ともいえよう。


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