災害時にも安心して職場で就寝・キングジムから「着る布団&エアーマット」登場

2014/08/27 07:00

このエントリーをはてなブックマークに追加
着る布団&エアーマットキングジムは2014年8月26日、災害時にオフィス内で就寝を用意する簡易寝袋「着る布団&エアーマット」を同年9月26日から発売すると発表した。価格は4500円(税別)。男女兼用、フリーサイズ。使用時は約160×60センチ(着る布団)、約195×70センチ(エアーマット)。収納時パッケージサイズは31.5×23.0×13.5センチ。手動式エアーポンプ付属(【発表リリース:災害時のオフィス待機で、いざという時すぐに動ける寝袋「着る布団&エアーマット」発売】)。


↑ 着る布団&エアーマット
↑ 着る布団&エアーマット

今回登場する「着る布団&エアーマット」は、災害時に帰宅が困難となり職場で宿泊を余儀なくされた際の就寝をサポートする、人型の簡易寝袋。先の震災の事例のように、都市圏では交通機関の断絶・混乱防止のために災害時に数日間職場に留まることをうながす状況もありえるが、その際の問題点の一つ「床が堅く冷たいために良く眠れない」を解決する、提案型商品として開発された。

今商品では待機状態の際に職場での就寝を容易とするため、簡単に着衣・脱衣が出来、さらには着たままでも身動きが取れる人型の寝袋「着る布団」、そして床に直接寝ることを想定して、「エアーマット」をセットにしている。

特に「着る布団」は通常の寝袋とは異なり人型の形状をしているのがポイント。首回りやズボン丈のサイズ調整が可能でズボン幅が太いため、いざという時にすぐに動けるので、就寝時に突然移動が必要な状況が生じても対応が容易で、さらに靴を履いたままでも着ることが出来る。また「エアーマット」は厚みが5センチほどになるが、頭部分を丸めることで枕としても使える。

↑ 靴を履いたまま着ることが出来、しかも歩ける
↑ 靴を履いたまま着ることが出来、しかも歩ける

非使用時にはA4ファイルサイズのボックスに収納ができるため、他の書類やファイルなどと同じような取り扱いで棚やロッカーに収められる。普段は棚に収めておき、必要時にはすぐに取り出せる容易さはポイントが高い。

↑ 管理しやすいパッケージもステキ
↑ 管理しやすいパッケージもステキ

今商品はあくまでも災害対策用のため、高い頻度での繰り返しについて想定しているか否かまでは不明。機能の柔軟性の高さや利用時の状況を想定するに、災害で交通機関が使えない事案以外に、締切前などで職場に缶詰をせざるを得ない場合などでも、容易に使えそうな感はある。今商品は災害時はもちろんだが、職場にとって災害的な状況下も合わせ、多目的に使用されることになるかもしれない。


■関連記事:
【室内テントで個室を作るという発想・「ぼっちてんと」登場】
【段ボールが織りなすあなたも私も知らない世界】
【子供に個室を与えるか否か、それが問題だ】
【子供部屋の環境、テレビは寛容、ネットは年相応、ドアにカギはアウト!?】
【災害に備えた非常用食料・飲料を用意している世帯は5割足らず(国民健康・栄養調査2012年版)】

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク


関連記事


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2020 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー