ミスドもプレミアム商戦に参戦、飲茶で陳建一氏監修の麻婆豆腐麺など発売
2014/09/02 14:15



↑ 上段「海老湯麺(エビタンメン)」、下段左から「麻婆豆腐麺(マーボードウフメン)」「酸辣湯麺(スーラータンメン)」
今回登場する「Premi-Yum(プレミヤム)」は、その名前の通り、プレミアムな飲茶を意味し、従来の飲茶シリーズ商品よりも格上の味わいを目指して作られている。監修には日本における四川料理の第一人者で麻婆豆腐が特に知られている陳建一氏が当たり、食材の食感やスパイス、風味、隠し味にまでこだわり抜いて開発が行われた。
「麻婆豆腐麺(マーボードウフメン)」は陳氏お得意の麻婆豆腐のこだわりを麺メニューで再現したもので、絹ごし豆腐とひき肉に、四川のピーシェン豆板醤の辛み、そして隠し味のオイスターソース、特製ラー油の旨みが広がる麻婆豆腐を麺の上にたっぷりとかけた一品。ぎっちりと詰まった麻婆豆腐の上に、アクセントとしてのネギが彩りを添える。
「酸辣湯麺(スーラータンメン)」は名前の通り酸味が特徴の麺類。酢の酸味とラー油の辛さ、さらには隠し味としてキレのある生姜が加わったスープに、豚肉・小松菜・しいたけ・ザーサイなどの具材をざっくりとトッピングした一品。見た目はガッツリと辛そうに見えるが、その実、辛味に加えて酸味が程よく効いており、麺と絡んで絶妙な味わいが口の中に広がっていく。そして「海老湯麺(エビタンメン)」は炒めた海老の頭でダシをとった風味豊かなスープに、ネギ油を加え、海老と「くわい」をトッピングした麺。
陳氏といえばやはり麻婆豆腐が有名なこともあり、まずは「麻婆豆腐麺」をたしなみたいところ。たっぷりと添えられたボリューム感にあふれる麻婆豆腐と、つるつるとした麺との相性がどれほどのものか、麻婆豆腐そのものの味わいと共に、注目したいところだ。
一方今回ミスタードーナツが「Premi-Yum(プレミヤム)」という名前で、従来品のメニューよりも上位品目のメニューの展開を行ったこと自体も注目に値する。昨今では大手コンビニ各社が自社ブランド(プライベートブランド)で従来品よりも高品質・高価格・贅沢な切り口によるテーマや食材の採用など、「ちょっとリッチな提案型商品の展開」を相次いでいる。その多くが好評な売れ行きを果たし、自社ブランドの底上げにも寄与している。今回の「Premi-Yum(プレミヤム)」もまた、そのような動きを見た上で、この「上位品目」への需要があるとにらんだ上での展開だと考えられる。
従来の飲茶で提供される麺類よりは幾分値が張るが、その分特別感も味わえるこれら3品目が、どこまでその実力を発揮し、評価を受けるか。今後の同シリーズの展開をも占うだけに、大いに注目したいところだ。
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