地震や津波の時は自販機から音声でお知らせ・災害警報ユニット実装の自販機、北海道で実証実験

2014/09/03 06:00

災害警報ユニット北海道コカ・コーラボトリングは2014年8月28日、災害警報機能を有するユニット(災害警報ユニット)を自社自動販売機内部に取り付け、災害が発生した際にはその自販機から迅速に関連情報が発信される取り組みに関する実証実験を行うと発表した。NTTドコモが提供する「緊急速報エリアメール」と連動し、状況発生時には携帯電話と同様の音声ガイダンスが発信される(【発表リリース:全国初!音で災害警報を通知する、災害に強いまちづくりに向けた自動販売機の活用】)。

↑ 自動販売機に専用ユニットを内蔵することにより災害警報を身近に伝達する公知システムとする今実証実験を伝える報道映像。
↑ 自動販売機に専用ユニットを内蔵することにより災害警報を身近に伝達する公知システムとする今実証実験を伝える報道映像。

↑ 自販機からの災害警報発信イメージ
↑ 自販機からの災害警報発信イメージ

今回発表された仕組みは、北海道コカ・コーラボトリングとNTTドコモが共同開発したもので、NTTドコモが提供する「緊急速報エリアメール」を受信するシステムと、パトライト(散光式警光灯)、音声発生システムを一体化して「災害警報ユニット」と成し、そのユニットを自動販売機内部に取り付けるというもの。自動販売機に最初から実装されている機能では無い。このユニットを取り付けた自販機では、何らかの状況発生、例えば気象庁が緊急地震速報や津波警報を発令した場合、国や地方公共団体が災害・非難情報を発令した場合、該当するエリアに設置されていた場合には、携帯電話同様に音声ガイダンスが発信される。

すでに自動販売機では電光掲示板を本体上部に内蔵して文字情報を表示し、緊急時には災害情報を表示するという、「情報通達版」「電子表札」的な役割を担うものが増えている。今回の試みは後から取り付ける形によるユニットを用い、緊急時に音声による迅速な情報発信ができるように、自動販売機の機能を追加しようというもの。独自の行政防災無線を設置するよりも、広範囲に配置されている自動販売機を利用する(便乗する)方が、効率的・広範囲に渡り、瞬時に必要とすべき情報を公知出来るとの考えから生み出されたもの。

緊急地震速報などの緊急情報を電光掲示板で表示する自動販売機はこれまでにも複数個所で導入されているが、音声によるものは珍しい(リリースによれば「自動販売機から災害警報を音で通知する取り組みは全国初」とのこと)。また対象となる機能を実装するための仕組みはユニット化されているため、既存の自販機を入れ替えることなく、容易に導入できるのもポイントとなる。

今件仕組みは9月4日に釧路市の防災総合訓練で一般公開されるとのことだが、今後多くの地域で導入されることを期待したいものだ。


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