「MSN産経ニュース」は9月末で終了、「産経ニュース」として10月から刷新・オピニオンサイト「iRONNA(いろんな)」もスタート

2014/09/09 07:00

産経ニュース産経新聞グループのデジタル系ビジネス運営会社である産経デジタルは2014年9月8日、同グループのニュース配信サイトとして【産経ニュース】を同年10月1日から正式オープンすると発表した。9月8日からはベータ版として公開を始める。これに伴い、2007年10月から日本マイクロソフトと共同で運営してきたニュースサイト「MSN産経ニュース」は終了することになる(【発表リリース: 『産経ニュース』10月1日サービス開始】)。



↑ 産経ニューススタートを伝える報道映像。
↑ 産経ニューススタートを伝える報道映像。【直接リンクはこちら: 新ニュースサイト「産経ニュース」スタート、10月1日から】

↑ 2014年10月1日以降産経新聞におけるデジタル版サービス展開概念図
↑ 2014年10月1日以降産経新聞におけるデジタル版サービス展開概念図

産経新聞側では今回の「産経ニュース」のオープンに合わせ、デジタル系のニュース配信を3つの軸から展開していくことになる。今回発表された「産経ニュース」では新聞の正確性・ウェブニュースの速報性などを活かした記事展開を行うと共に、ウェブ版のオリジナル記事「産経プレミアム」の拡充や、トップページを大阪視点で編集する「産経WEST」、モバイル端末視聴に合わせた上での写真報道を見据えた「産経フォト」などを盛り込むことになる。

↑ 産経ニュース先行運用版トップページ。右端の「今日の産経新聞」のリンク先からはビューワーで産経新聞の1面のみが電子版として閲覧できる
↑ 産経ニュース先行運用版トップページ。右端の「今日の産経新聞」のリンク先からはビューワーで産経新聞の1面のみが電子版として閲覧できる

↑ 産経ニュース先行運用版記事内部。文字メインで写真や図版が入ることもあるのはこれまで通り。msn産経ニュースと比べると幾分文字が大きくなっている感があるなど、デザイン的にスタイリッシュ的雰囲気が
↑ 産経ニュース先行運用版記事内部。文字メインで写真や図版が入ることもあるのはこれまで通り。msn産経ニュースと比べると幾分文字が大きくなっている感があるなど、デザイン的にスタイリッシュ的雰囲気が

また「電子新聞」ではアプリ提供によるスマートフォンでの購読をメインに据え、「産経ニュース」の速報閲覧機能、検索機能や横組みのテキスト表示機能も実装し、従来のビュアー機能に複数の新機能が追加される。

さらに同じタイミングで登場する3つめの軸となるのが、総合オピニオンサイト【iRONNA(いろんな)】

↑ iRONNA(いろんな)イメージ
↑ iRONNA(いろんな)イメージ

「iRONNA(いろんな)」は海外の大手新聞社がウェブサイト上で相次ぎ展開し、日本でも朝日新聞が「ウェブロンザ」との名前で運営している、論説・議論色の強い、多数投稿者によって構成される、記事集約型ニュースサイト。複数の出版社(ウェッジ、PHP研究所、WAC、小学館、新潮社、産経新聞社)が提供する雑誌記事や論文、ブロガーや産経新聞論説委員、ユーザーらによる投稿など、多数の切り口によるコンテンツの掲載を行う。またユーザー登録の上でコメントを書き込めるようにし、コミュニティ様式を導入すると共に、コメントを書かずとも感想・印象をアピールできる「感想ボタン」も設置する。さらにユーザー投稿も常時募集することで、意見交換・発表できる空間を提供するとのこと。なお「iRONNA(いろんな)」ではコンテンツ閲覧は一部有料となるが、オープンからしばらくの間は全領域を無料で開放する。

なお日本マイクロソフト側でも同日、「MSN」のリニューアルを発表している(【マイクロソフトのポータルサイト「MSN」を刷新】)。ニュースについてはこれまで上記にある通り「MSN産経ニュース」の形で配信してきたが、新「MSN」ではアメリカのニューヨークタイムス、イギリスのガーディアン、フランスのフィガロ、ル・モンド、日本国内でも読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞などと提携し、厳選された記事を配信していく予定とのこと。

タブレット端末の普及率向上やスマートフォンの浸透に伴い、ウェブ上での新聞購読のスタイル・性向も大きな変化を見せている。今回のリニューアルはコンテンツ構成の視点上のものがメインとなるが、デザインのスマートさなどはモバイル系端末の方を多分に向いた上での切り口と見た方が納得が行く。

ウェブ上のニュースがそれこそ言葉通り「氾濫」する中で、独自性のある、価値を有する情報をいかにして創り上げアピールしていくのか。今後の展開に注目したいところではある。


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