ロッピー使ってコンビニから注文・ローソンでアマゾンとの連携強化へ

2014/11/05 07:00

Loppiローソンは2014年11月4日、Amazon.co.jp(アマゾン)と協業し、アマゾンで取扱いしている商品のローソン店頭での取り寄せサービスを開始すると発表した。同年11月5日午前9時から静岡県内の同社店舗にあるマルチメディア端末Loppi(ロッピー)を用いて、アマゾンの商品(一部除く)を注文できるようにする。2015年には全国のローソン店舗にサービスを拡大する予定(【発表リリース:Amazon商品のLoppi注文・取寄せサービス開始】)。

↑ 注文方法
↑ 注文方法

↑ ロッピーの左側にある受話器でオペレーターと通話する
↑ ロッピーの左側にある受話器でオペレーターと通話する

【入院未経験者の心配事「荷物の受け取り」(単身者に限る)】などでも解説しているが、ローソンではすでにパソコンや携帯電話(従来型、スマートフォン双方を含む)を用いてアマゾンで注文した商品を、店頭にて受け取る事が出来るサービスを実施している。今回発表されたのは、それに加えてローソン店内で注文が出来るサービスの展開。

店舗内にあるマルチメディア端末ロッピーを注文用端末として用い、画面に映るオペレーターと対話をしながらサポートを受けつつ、商品の注文が可能となる。商品選択には、画面表示からたどって検索する他に、プリペイドカードの購入時と同じように店内に設置されたQRコード付きのカードを使って指定したり、オペレーターと共に探すことも可能。

注文した商品は2日から5日後(商品種類などによって異なる)に注文店舗で受け取ることができる。受け取り時もロッピーを用いて該当用紙を取得し、レジでその用紙と引き換えに現物を受領することになる。受け取り時間は朝9時から夜21時まで。

↑ 受け取り方法
↑ 受け取り方法

今回のロッピー利用による購入・受け取りルートの確立で、携帯電話やパソコン、つまりインターネット利用端末を持っていない人でもローソンを介してアマゾンの商品を注文し、購入することが可能となる。商品注文にはロッピーにQRコードをかざして指定する様式も使えるので、将来的にはそのQRコードを店内設置カード「以外」からも提供し、商品購入をうながすことも想定できよう。

また今回の「ロッピーを用いた独自注文」に加え、既存のパソコン・携帯電話経由で注文したアマゾン商品のローソンでの受け取りに関して、これまでロッピーによる操作が必要だったが、2014年11月4日以降はアマゾンからメールで配信されるバーコードを直接ローソンのレジカウンターで提示するだけで受領できるようになった。これにより受け取り時間が大幅に短縮されるだけでなく、ロッピーがふさがる機会を減らすことができる。

リリースによるとローソンでは、他企業がローソン店舗を用いて注文や受け取り、宅配サービスを活用する「オープンプラットフォーム」の構築を進めており、今回のロッピー利用による実店舗での注文・受け取りのプロセス構築は、その第一歩であるとし、今後他企業の通販などでも、似たようなサービスを実施することをにおわせている。

ロッピーの利用スタイル的には図書館や大手書店にあるような検索端末的役割を担わせ、ネット通販上の商品も、あたかも実店舗に品揃えしているかのような感覚で購入できる仕組みの模索をしているものと考えられる。来店機会が増えればついで買い、店舗自身の機能集約で他業種店舗からの誘引も期待できる(手間を省くために複数店舗に足を運ぶより、便利な店舗への一度の来店で済ませるという考え方)。

パソコンや携帯電話を使わずにオペレーターとの、受話器を用いた対話による注文様式は、多分にシニア層の利用を想定しているものと思われる。操作の簡単さはポイントが高いものの、コンビニという比較的狭い空間における取引では、プライバシーの問題が懸念される。また、どうしても一定時間を費やすことになるため、ロッピーの占有時間が長くなり、店舗単位での提供サービスの回転率が低下するリスクが生じる(【多機能なのは便利だけど...コンビニ情報端末の功罪】)。今後試行錯誤をしながら、機能改善が図られていくことに期待したい。

大手コンビニではセブン-イレブンも似たような発想で、「街の本屋」を自称し、書籍などの注文・購入サービスなどの展開も始めている。コンビニに他の個別店舗の機能を付加させる試みは、今後も次々と登場しそうだ。


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