ピノはプラス10円、板チョコモナカはプラス30円…森永乳業も来年3月からアイス価格を値上げ
2014/11/22 08:02



↑ 値上など対象商品一覧
最近では落ち着きを示しているが半年ほど前までは、新興国の需要の急増に伴い乳製品の価格が大幅に上昇、日本国内価格もそれに連動する形で値上がりの傾向にある。また似たような理由でチョコレート、包装資材の価格が上昇しているのに加え、エネルギーコストの増加を受けて、各商品のコストは積み増しされる一方の状態が続いている。森永乳業側ではこれまで自社内でコスト吸収の手立てを講じてきたものの、その限界に達したと判断し、今回価格の改定及び内容量の変更で、対応に当たることとなった。
具体的には上記の表にある通りで、価格を引き上げるのが6品目、内容量を変更するのが1品目、価格変更と内容量変更を同時に行うのが1品目となる。内容量はともかく価格に関しては計算の都合上区切りが良いように、10円単位での引き上げとなっている。
例えばPARM(パルム)の単品チョコレートは120円が130円に引き上げられ8.3%の値上げ、ピノは120円から130円で同じく8.3%、板チョコアイスは100円から130円へと30.0%の引き上げとなる。今回発表された商品以外は、現時点では値上げや内容量変更の予定はない。
数年前に発生した乳製品の品不足と同様の状況が昨今の小売市場では見受けられ、チーズやバターの類が手に入りにくい、価格が高騰している様相を見聞きする。今回の値上げも原因としてはほぼ同一の理由によるもの。他メーカーも相次ぎ、同様の理由から同じタイミングで値上げを発表している。対象となるアイスクリームを常食している人には、少々辛い値上げとなることだろう。
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