カゴメ、ケチャップなどを4月出荷分から最大13%値上げへ

2015/01/05 14:10

カゴメ トマトケチャップカゴメは2015年1月5日、同社の家庭用及び業務用トマトケチャップなどの商品について、出荷価格の改定(値上げ)を行うと発表した。値上げ幅は約4%から13%。同年4月1日出荷分からとなる。改定理由について同社では原材料のトマトペーストなどの相場価格の上昇が続き、自社内努力だけでは限界に達したことを挙げている(【発表リリース:トマトケチャップ等 出荷価格改定のお知らせ】)。

↑ カゴメの食品ラインアップ。値上げ対象はこのうちの一部
↑ カゴメの食品ラインアップ。値上げ対象はこのうちの一部

今回値上げが決まった商品は、家庭用がトマトケチャップ、トマトピューレー・トマトペースト、「アンナマンマ」ポモドーロ瓶パスタソース。業務用がトマトケチャップ、トマトソース、トマトピューレー、イタリア産トマト素材。同じトマト系商品でも他の品目、例えば完熟トマトのミートソースなどは値上げの対象外となる。値上げ幅の詳細は公開されていないが、出荷価格を約4%から13%引き上げることが発表されている。

今回の値上げについてカゴメ側ではその理由を、農産物の原材料価格が世界的な食料需要の拡大に伴い上昇の一途をたどっており、トマト調味料商品の主要原材料であるトマトペーストの相場価格も、直近2年間で4割以上の上昇が成されていることを挙げている。その上で、これまで業務の効率化やコスト削減など自社内努力で対応してきたものの、トマトペースト原料や固形トマト原料の価格上昇は今後も続くと予想されることから、品質の維持を図るため今回値上げを決めたと説明している。

【世界食糧指数動向】でも解説している通り、ここ数か月ではいくぶん値を下げ始めているものの、食料価格は全般的に金融危機ぼっ発後の乱高下を経て漸次上昇を続けており、2011年以降は高値のまま推移している。新興国の経済成長に伴う需要拡大に、農作物などの生産増大が追い付かず、需給バランスに変化が生じているのが主要因。また国内事情に限れば、為替レートの変動に加え、ここ数年はデフレ感が強く価格引き上げの機運が盛り上がらなかったのも一因といえる。

具体的に販売価格に反映されるのは4月以降となる。今後同業他社がどのような姿勢を見せるのか、注意深く見守りたいところだ。


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