今年の7月1日は1秒長い・うるう秒挿入実施へ

2015/01/17 09:01

7月1日総務省、及び独立行政法人情報通信研究機構は2015年1月16日、日本標準時の調整を行うため、同年7月1日にうるう秒の調整を行うと発表した。具体的には7月1日の午前8時59分59秒の後に、8時59分60秒が挿入され、その後9時00分00秒となる。総務省などではネットワーク関係者など秒単位での正確さを求める方面に対し、注意を呼び掛けている(【発表リリース:「うるう秒」挿入のお知らせ】)。

↑ 過去も含めた「うるう秒」実施日一覧
↑ 過去も含めた「うるう秒」実施日一覧

「うるう秒」とは4年に1度、2月が28日では無く29日となる「うるう年」と同じように、暦や時刻と実際の時刻との間のずれを調整するための仕組み。かつて時刻は地球の公転や自転に基づく天文時から決められていたが、1958年からは原子の振動を利用した原子時計に基づく国際原子時が開始され、1秒の長さが高精度なものとなった結果、「原子時計に基づく時刻」と「天文時に基づく時刻」との間でずれが生じるようになった。そこで両者のずれが0.9秒以内に収まるように調整を行う時刻を世界の標準時(協定世界時)として使うことになり、その調整が今回行われる「うるう秒」の挿入となる。

「うるう秒」による調整は1972年から数年に1回行われており、直近では2012年7月1日に実施されている。また平日における実施は1997年7月1日以来となる(1999年以降は元旦、2012年7月1日は日曜日だった)。

総務省などでは、現在は各種情報通信ネットワークが正確な時刻管理のもとに運用されていること、電話などの料金も秒単位で決められていることから、それら世の中の仕組みを誤差無く運用するには、正確な時刻情報が必要であるとし、関係方面に注意を促している。個人ベースで保有している時計やパソコンなどのデジタル端末における内蔵時計では、一層の正確さを求めるのなら、うるう秒挿入後に改めて時間合わせをすることをお勧めしたい。

なお総務省などでは引き続き「うるう秒」に関する情報を発信していくと共に、情報通信研究機構では5月頃に「うるう秒実施説明会」を実施し、説明を行う予定であるとしている。


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