オリジナルチキンは1本10円値上げ・ケンタッキーフライドチキンで3月25日から価格改定

2015/03/07 07:35

このエントリーをはてなブックマークに追加
日本ケンタッキー・フライド・チキンは2015年3月6日、チキン系ファストフード店ケンタッキーフライドチキンにおいて同年3月25日から、一部商品の価格改定(引上げ)を行うと発表した。基幹商品のオリジナルチキンは1ピース240円が250円、ドリンク(S)は170円が190円などになる。値上げ幅は10円から30円(税込)。フライドポテト(S)など一部商品では価格が据え置かれる(【発表リリース:ケンタッキーフライドチキン 価格改定のお知らせ】)。


↑ 価格改定商品とその具体額(一例、税込)
↑ 価格改定商品とその具体額(一例、税込)

↑ 現行価格維持の商品(税込)
↑ 現行価格維持の商品(税込)

今回価格引き上げが行われるのは、ケンタッキーフライドチキンにおける基幹商品となるオリジナルチキンをはじめ、フライドフィッシュやコールスロー(S)、焼きおにぎり、ビスケット、カーネルクリスピーなど大部分のメニュー。値上げ幅は10円から30円と、10円単位。同社では直近で2014年4月の消費税率改定時に価格の引き上げを行ったが、その際に据え置き措置が取られた商品のうち、オリジナルチキンやドリンク(S)も今回値上げの対象となる。

他方、骨なしケンタッキー、チキンフィレサンド、和風チキンカツサンド、ごちそうタルタルのフィッシュサンド、フライドポテト(S)、フリフリポテト、挽きたてリッチコーヒーは価格が現行のまま据え置かれる。このうちフライドポテト(S)は消費税率改定時にも価格は引き上げられず、今回も据え置きされたままとなる。

値上げの理由について日本ケンタッキー・フライド・チキンでは、昨今の原材料価格の高騰が、内部努力によるコスト削減だけでは対応しきれない状況になったことを挙げている。

チキンの国産原料をアピール春に向けて各社とも商品価格の引き上げを実施しているが、原材料価格の上昇に加え、物流コストや人件費の上昇を理由に挙げているところも多い。価格の引き上げと共に商品の品質が改めて問われることとなり、競合商品の選択において、これまで以上にサービス内容の質をはじめ、商品の価格以外の観点におけるメリットに注目が集まることとなる。

今回の価格引き上げがケンタッキーフライドチキンの来場客数や客単価にどのような変化をもたらすこととなるのか、注意深く見守りたいところではある。


■関連記事:
【チキンとメンチで勝つサンド!? ケンタッキーフライドチキンで2種類の「勝」サンド発売】
【美味しさそのまま骨なしチキン「骨なしケンタッキー」など数量限定発売】
【一部は販売価格据え置き…ケンタッキー、消費税率改定に伴い商品価格及び表示方法を変更】

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク


関連記事


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2020 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー