【更新】使いこなすほど好みに合ったレシピを提案してくれるようになる、素敵なレシピ検索「ぴったりレシピ検索β」実証実験開始

2009/10/01 07:42

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ぴったりレシピ検索βイメージ検索エンジンgooを運営するNTTレゾナントは2009年9月28日、同日から同社が運営しているグルメ情報サイト【gooグルメ&料理】において、ユーザーが検索したキーワードや閲覧したレシピなどの情報を蓄積し、そのデータを元におススメのレシピを検索結果として表示する「ぴったりレシピ検索β」の実証実験を開始すると発表した。利用は無料で、実験は同年11月30日まで行われる([発表リリース])。


「gooグルメ&料理」
「gooグルメ&料理」

「ぴったりレシピ検索β」はNTTコミュニケーションズが開発した、ユーザーごとの行動履歴を分析して趣味や嗜好などのプロファイル情報を蓄積し、ユーザーにマッチした検索結果を表示する「パーソナライズド検索」技術を応用したもの。この技術の導入により、ユーザーが入力した検索キーワードや閲覧したレシピなどの行動履歴を蓄積して、ユーザーの嗜好にあったレシピを紹介する。

さらにそれらのデータを元に、検索回数やレシピのチェック数、よく見る食材などの情報を分かりやすく表示するページも用意する。その上そのデータを元に、その食材で作れるレシピを紹介するコーナーも用意する。

とりあえず10回ほど「ハンバーグ カレー」で検索した上で「ぴったりレシピ検索」へアクセス。よく見る料理ジャンルや食材など、色々なデータが分かる。
とりあえず10回ほど「ハンバーグ カレー」で検索した上で「ぴったりレシピ検索」へアクセス。よく見る料理ジャンルや食材など、色々なデータが分かる。

検索結果に応じて、ぴったりのレシピ検索も。いわば「提案サービス」。
検索結果に応じて、ぴったりのレシピ検索も。いわば「提案サービス」。

これらの「行動履歴データ」はウェブブラウザのクッキー情報を利用するため、あらかじめクッキーの利用が有効になっている必要がある。また、これまで蓄積されたデータをクリアすることも可能。

行動履歴を元に検索結果や表示データを利用者向けに提供する方法は、検索エンジンの広告における「興味関心連動型広告」などにも活用されている(【具体例:オーバーチュアのインタレストマッチ】)。同じサイトでも利用者の趣味趣向で違った、より好き嫌いに合った情報を提供し、有効度・活用度を上げるメリットがある。一方で、普段の趣味趣向とは外れた情報を提供することで「新たな気づき」を提示できなくなる可能性もあり、あまりにデータを偏らせるのにはリスクも生じる。

そのバランスが難しいところではあるが、広告や各種情報を提供する手段・方法論の一つとしては興味深く、大いに役立つ可能性を秘めたものであることは間違いない。使いこなしていくうちに、「ぴったりレシピ検索β」が自分にとってレシピのコンシェルジェのような役割を果たしていくかもしれないのだから。

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