モスフード、モーニングサービスを初導入
2009/10/08 07:53


【朝食は「とにかく食べる」スタイル重視へ!?】などにもあるように朝食は「時間が無いのでとにかく口にできれば良い」というニーズが高まる一方、【ファストフードはお昼時に・最多利用時間帯は12時台、半数近くの人が利用】でも解説しているように、朝食時間帯のファストフード利用はまだまだテコ入れの必要があることは否めない。モス側では今回、朝食時間帯セットの全店舗導入で、これまで以上に「朝モス」(朝食はモスバーガーで)のイメージを強化し、朝食市場の開拓を図るとしている。
今回導入されるモーニングサービスは次の通り。下位価格帯の定番商品を使うことで提供時間を短くし、朝食ならではの「急ぎ需要」にも対応すると説明している。

モーニングサービスの内容。一部店舗・地域限定・季節限定品含む。
なおこれまで朝食限定メニューとして約240店舗で提供してきた朝食専用メニューは、「トースト」を除き販売を終了。一部地域の店舗限定で販売している「モーニングプレート」は継続販売する。
【月次IR】を見る限り、2008年度以降客単価はともかく客数の減少が顕著にみられるモスバーガー。ファストフード店のトレンド「廉価で気軽に」とはやや方向性の異なる戦略をとっているだけに、色々と難しいものがあるのかもしれない。今回発表された、本格的な朝食メニューセットの展開で、どこまで集客を推し進めることができるのか、注意深く見守りたいところだ。

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