DSiを広視野角・大画面にした「ニンテンドーDSiLL」、11月21日から発売

2009/10/30 05:06

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「ニンテンドーDSiLL」イメージ[任天堂(7974)]は2009年10月29日、携帯用ゲーム機ニンテンドーDSシリーズの新しいタイプ『ニンテンドーDSiLL(ディーエスアイ エルエル)』を同年11月21日から発売すると発表した。価格は2万円(税込)、本体カラーは「ダークブラウン」「ワインレッド」「ナチュラルホワイト」の3種類。画像サイズがニンテンドーDS Lite比で93%増加したのが最大の特徴(【発表リリース】【公式ページ】)。




「ニンテンドーDSiLL」
ニンテンドーDSi LL

今回発表された「ニンテンドーDSi LL」は、カメラやミュージックプレーヤー、インターネット接続など「ニンテンドーDSi」の機能はそのままに、画面と本体を大きくしたもの。表示される文字などが大きくなるだけでなく、画面の視野角(どの角度からなら画面がちゃんと見ることができるか)も向上させているので、携帯型ゲーム機でありながら、プレイヤーの周りいる家族や友達にもゲーム画面を一緒に見ることができる。

主要スペックは次の通り。

・液晶サイズ……4.2型
・液晶画面……透過型TFTカラー液晶(26万色)
・本体サイズ……161.0×91.4×21.2ミリ。タッチペン96.0ミリ、タッチペン(大)129.3ミリ
・電源……DSi用ACアダプタ、専用バッテリーパック
・重さ……314グラム
・充電時間……3時間
・電池継続時間……最高輝度で4-5時間
・対応ソフト……DS・DSi専用ソフト、DSiウェア
・出入力端子……DSカードスロット、SDメモリーカードスロット、ACアダプタ接続端子、ステレオヘッドホン/マイク接続端子
・内蔵DSiウェア……ニンテンドーDSiブラウザー、うごくメモ帳、ちょっと脳を鍛える 大人のDSiトレーニング 文系編、ちょっと脳を鍛える 大人のDSiトレーニング 理系編、明鏡国語 楽引辞典

本体に格納できる専用タッチペン(約96.00mm)に加えて、日常使うペンに近い長さ129.3mmのタッチペンも附属し、タッチパネルへの文字入力も一層手身近なものとなる。さらにニンテンドーDSi本体内蔵メモリにダウンロード購入できるニンテンドーDSiウェアの中から、「ちょっと脳を鍛える大人の DSiトレーニング文系編」「ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング理系編」「明鏡国語 楽引辞典」の3つのソフトを本体にあらかじめ内蔵しているので、本体を購入すればすぐに楽しむことができる。

ニンテンドーDSi LLは
高齢者をターゲットにしている?
リリースには「ニンテンドーDSは一家に一台にとどまらず、「一人一台」お持ちいただけるまでにしたい」「更に多くの皆様に「マイDS」としてお使いいただけることを期待」という表現が見られる。今回のDSiLLは画面を大きくしたことや、実用的ソフト・「脳トレ」系ソフトを初めから使えるようにした仕様であることを見ると、どちらかといえば大人、それも高齢者向けとして設計されたバージョンと想定される。先に【デザイン、価格、カメラの性能? ケータイ買い替えで重視する点・欲しい機能は!?】でも触れているが、携帯電話においてはバッテリーが長持ちする事や操作の覚えやすさと共に、「画面の大きさ」が高齢者にとって強い要望となっている。携帯ゲーム機であるDSiシリーズでも、似たようなニーズがあったのだろう。

さらに発表直後に「この大きさになると、まるで電子ブックリーダーでは?」という意見があった。逆説的にはまさにその通りで、恐らく任天堂側ではそれら他の「デジタル系携帯情報端末」を飲み込むつもりで、このDSiLLはその先駆け・試金石とみなしているのかもしれない。


■関連記事:
【Wiiは「家族で遊ぶハード」ではあるが……DSとの年齢階層の違い】

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