自分がアルコールに弱いか否かが分かる「アルコール感受性遺伝子検査キット」登場
2009/10/31 06:29




『アルコール感受性遺伝子検査』キットと『遺伝子型カード』
アルコールに弱い体質であるにもかかわらず、信じてもらえず無理にお酒を飲んで(飲まされて)しまい体調を崩したり、強い体質と勘違いして飲みすぎてしまい、生活習慣病のリスクが高まったりするなど、体質を知らずにアルコールを摂取することで健康を害する恐れは多々ある。アルコールは身近なものであるだけに、自分の体質(アルコール代謝能力、つまりアセトアルデヒドを代謝できるか否かの能力)を知り、体質に合ったお酒の飲み方を考えることが大切。また同時に「自分の体質」を正確に周囲に知ってもらうことも重要。
そのため、今回発売する『アルコール感受性遺伝子検査』では、普段から持ち運べる『遺伝子型カード』に検査結果を記載。さらに、カードに記載されたQRコードを携帯電話で読み取れば、より詳細な遺伝子型情報を確認、証明することが可能となる。
また、業務上、アルコール摂取機会の多い社員を抱える企業の健康診断の一項目としても利用ができる。なおDNAの採取は、口腔内粘膜を用いるため出血のリスクがなく、誰でも簡単に自宅にいながら検査をすることが可能である(いわゆる「郵送検診」)。
具体的な検査方法としては、「検査同意申込書に必要事項を記入後、口腔内(口の中)から専用の綿棒を用いて採取した検査サンプルを専用の返送用封筒に入れてポストに投函」するだけ。7-10日で検査結果報告書が届けられることになる。
一般に日本人は海外の人と比べるとアセトアルデヒドの代謝能力が弱いとされ、そのためお酒にも弱いという話がある。そしてお酒に強い・弱いについては、本人は経験則である程度認識できるが、本人ですら分からない場合もあるだろうし、ましてや付き合いの浅い他人からはまったく見た目では判断が出来ないというもの。今件のような第三者からの検査結果を取得することで、自分の体質をしっかりと把握し、そして状況によってはカードを提示することで他人にも理解してもらえることだろう。

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