任天堂(7974)売買単位見直し、「地合の良い時に」

2009/11/09 12:00

株式イメージ[任天堂(7974)]は2009年10月30日に開催された2010年3月期第2四半期決算・経営方針説明会の関連資料を公開した。それによると、同社の株式における売買単位の見直しについて、現在株価への影響などについて研究中であることが分かった。そして「どうせやるなら、なるべく地合いのいい時にしたいという」という表現を使い、タイミングを含めて検討中であることも同社では明らかにしている(【該当リリース(説明会の質疑応答)】)。

任天堂の株価推移
任天堂の株価推移

任天堂の株価は現在2万3930円(2009年11月6日終値ベース)。同社株式の売買単位(単元株式数)は100株なので、通常の取引では同社の株式を購入するには240万円程度の資金が必要になる。一時期は7万円を超えたこともあり、売買単位額の大きさに疑問を呈する声も少なからず存在していた。

この状況について任天堂ではすでに【任天堂、投資単位の引き下げについて「電子化後に導入検討」と改めて表明】などで触れているように、「状況の改善が必要なことは認識している」「電子化後に導入検討」と表明していた。一方で【東証、正式に「売買単位を最終的に100株に集約」を発表】【東京証券取引所、1万円以下の投資単位を認めないように株式分割時のルールを見直しへ】などにもあるように、国内の取引所ではガイドラインとして「望ましい投資金額は5万円から50万円」としているが、現在比較的安値で推移している任天堂の株式でも、まだまだこの範囲には届かないことになる。

今件について質疑応答中で「個人投資家が買いにくい」「機関投資家もウェイト調整が難しい」などの苦言が発せられ、それに対して任天堂の岩田社長は

売買単位の見直しにつきましては、そういうご要望があるということも事実ですし、一方で、実際に売買単位の引き下げを行うと株価にどういう影響があるのかということも過去の事例をいろいろ研究しております。どうせやるなら、なるべく地合いのいい時にしたいという気持ちがございますので、タイミングを含めて検討課題として考えています。決して、未来永劫やりませんという考えではないとご理解ください。

と答えている。つまり「今考え中。いつになるかはまだ言えないけど、やらないわけじゃないよ」ということだ。

ただ問題なのは、任天堂の株式は現状においてすでに100株が単元数になっているということ。東証などでは「100株を売買単位にすることが望ましい」ともしているので、単純に売買単位を今の100株から10株などに切り下げたのでは、売買単価は数十万で収まるものの、単位の方でガイドラインから外れることになってしまう。

これらの状況を考えると、現在の株式を単純に何分割かに分割して売買単位を引き下げるのが一番手軽な気がする(例えば10分割なら1単元あたり20万前後で購入できるようになる)。ただしそうなると発行済み株式数も10倍に増え、事務手続きが煩雑になるというデメリットが生じてしまう。色々と難しいところだ。

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