先代の南極観測船「しらせ」、ウェザーニューズが買取り「SHIRASE」として活用へ

2009/11/10 06:54

先代「しらせ」イメージ【ウェザーニューズ(4825)】は2009年11月9日、2008年の夏に退役が決まり、スクラップにされることが予定されていた先代の南極観測船「しらせ」を買取り、港(千葉県を予定)に係留して環境情報の発信基地「SHIRASE」として再利用することを発表した。購入代金は未公開、一部報道によれば改修費が10億円・維持費が1億円/年かかるとのこと(【発表リリース】)。

先代「しらせ」
先代「しらせ」

先代「しらせ」は「宗谷」「ふじ」に続く三代目の南極観測船。それぞれ東京港・名古屋港で保存・展示が行われている。先代「しらせ」は一時防衛省で解体のための払い下げが決まっていたが、鉄スクラップ市場の下落と保全要請意見が多数に及んだことから方針を変更。二度にわたる公募の上、最終的にウェザーニューズの意見が採用されることになった。先代「しらせ」は今後改修工事を経て、気候変動・地球環境をグローバルに広く交信・共創する実践の場“SHIRASE”として生まれ変わることになる。

具体的には「極域の現在をモニタリング(世界中の氷を定期観測しているグローバルアイスセンターを船内に設置)」「レーダーや衛星で気象・気候変動を観測」「気候変動・環境問題の交流、共創の場の提供」「SHIRASE発の情報・コンテンツ発信」などを行っていく。

なお先代「しらせ」そのものは固定するのではなく、一定の条件のもとに港へ係留することになる。当初は千葉県の船橋港を係留場所として予定しているが、今後千葉港や幕張港への移動も検討しているという。

ともあれ、先輩たちの船と同様、再利用されることが決まった先代の「しらせ」。第二の船出は来年3月までになる予定だが、今後どのような姿に生まれ変わるのか、気になる人も多いだろう。

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