【更新】電池が無くとも操作が可能・電池レスリモコン開発

2009/11/18 07:21

「電池レスリモコン」イメージ【NECエレクトロニクス(6723)】と音力発電は2009年11月17日、電池が不要な家庭用リモコン「電池レスリモコン」を試作したと発表した。リモコンのボタンを指で押す時に発生する振動の力で発電する「振動力発電」技術と、独自開発した電源制御技術の組み合わせによるもの。同年11月18日からパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2009」で展示される予定([発表リリース])。

電池レスリモコン
電池レスリモコン

リリースによるとこの「電池レスリモコン」の仕組みは、ボタンを押す際の振動で発電した電力を使うというもの。乾電池を用いずにテレビの電源のオン・オフ、音量調節、チャンネルの入力や切替操作を実現している。

両社は音力発電が開発した、無意識に捨てられていた振動エネルギーを利用して発電するクリーンエネルギー「振動力発電」と、NECエレクトロニクスの半導体事業の技術を用い、家電機器の利便性を向上させるための共同研究開発を2006年12月から実施。今回試作された「電池レスリモコン」は、音力発電が開発した「振動力発電」デバイス、およびNECエレクトロニクスのRFリモコン対応マイコン、および微小な電力でリモコンの電子回路を駆動する電源制御技術の組み合わせにより実現している。両社は2011年までに「電池レスリモコン」の実用的な提案をセットメーカーに対して行えるように共同開発を続けるとしている。

振動エネルギーを発電に変える技術としては以前【歩くだけでもエネルギーが出来る!!JR東日本(9020)、東京駅で振動力発電「発電床」の実験開始】【自動車が通るだけで電力を生み出すドライブスルー】などで紹介したが、いずれも発電量が微量であることがネックだった。今回発表された「電池レスリモコン」では、元々消費電力が少なくて済む家電の一つである「リモコン」にこの仕組みを用い、電池そのものを不必要とすることに成功したもの。

どれだけコストが抑えられるかがネックになるが、利便性が格段に向上することに違いは無い。また今後他の家電(例えば電卓)にも応用が利くことを考えれば、非常に面白いものといえる。今後の開発状況の進展を心待ちにしたいところだ。

スポンサードリンク


コメント(Facebook)


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー