ファミリーマートで大衆薬の24時間販売を開始・東京豊島区の一部店舗にて
2009/12/25 05:08


【セブンイレブンと調剤薬局のアインファーマーシーズが資本業務提携・コンビニ内での大衆薬販売を模索】や【「ネットにて お薬買えなくなると イヤ」 サプリメントに コンタクトレンズ】などにもあるように、今年6月の改正薬事法施行によって、一定条件を満たせばコンビニでも大衆薬が販売できるようになった。ファミリーマートではすでに東京都内の一部直営店で時間を区切り、「ファミマドラッグ」コーナーと題して、時間帯を区切ってOTC薬を販売。「医薬品の販売・検証」「登録販売者の養成ノウハウ構築」を実施、改正薬事法施行以降は一部フランチャイズ店でも販売を始めている。
今回はファミリーマートサンシャイン南店において、OTC薬の24時間の実験販売を開始することで、さらにノウハウ(主にフルタイムにおける薬の販売に関する経験)を蓄積。将来的にはフランチャイズ店舗へと拡大し、顧客の利便性の向上に繋げたいと考えている。なお同店においては、7名の登録販売者で、8時間勤務の3交代制でローテーションを組んで運営していくとのこと。
【「夜中でもコンビニあれば熱さまし」購入したいニーズは大きい】でも触れているように、24時間営業しているコンビニで大衆薬が購入できるメリットは大きい。お客の立場とすれば実際に購入する場面はもちろん、「24時間薬が買える」保険的な安心感を得られるポイントは極めて高い。
一方コンビニサイドから考えると、お客へのサービス充実という点ではプラスだが、費用対効果の面などでまだ未知数が多いのも事実。元々販売スペースが狭い、コスト意識が極めてシビアという特殊な環境下にあるコンビニだからこそ、大衆薬の販売が(条件付きながらも)解禁されたにも関わらず、及び腰に見える一因なのかもしれない。
今回オープンする(半ば実験店な)24時間営業の「ファミマドラッグ」がどのような展開を見せるのか、その動向に注目したいところだ。

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