分厚い本誌も電子版でサクサク・「アフタヌーン」が電子版同時配信開始へ、紙版内容をほぼ収録

2013/11/25 12:05

このエントリーをはてなブックマークに追加
講談社は2013年11月25日、同社の月刊コミック誌「アフタヌーン」(毎月25日刊行)について同日発売の2014年1月号分から、電子版の配信を各電子書店で開始すると発表した。今後紙版発売日と同日に毎号配信していくことになる(【発表リリース:月刊青年コミック誌「アフタヌーン」、 紙の雑誌の発売日と同時に電子版配信開始】)。


↑ 月刊アフタヌーン2014年1月号
↑ 月刊アフタヌーン2014年1月号

今回展開が開始される電子版「アフタヌーン」は、紙媒体版の同誌における全掲載作を欄外の小ネタ、アオリまで含めて収録したもの。記事ページもほぼすべてが雑誌と同内容のものとなっている。ただし隔月連載の「ヴァムピール特別編 KING AND BARON+」は未収録のため、紙媒体版でのみの展開となる。なお価格は確認した限りでは紙媒体版と同じ680円(税込)。

今後紙媒体版の発売日と同時(原則25日)に配信され、バックナンバーの購入も可能となる。同誌は元々1000ページ規模のボリュームを持つ厚手の雑誌のため、サイズや重量の点で持ち運びにやや難を持つところがあったが、電子版ならリーダーの重さ以上の負荷に悩むことなく、サクサクと読み進めることが可能となる。電子版を配信する電子書籍店舗は50店以上。大手から中小まで相当数を網羅しており、大抵の店舗が対応している。

なお講談社が定期発刊雑誌において、紙媒体と同時に電子版の配信を行うのは、週刊誌の「モーニング」の電子版にあたる「Dモーニング」に続き2誌目。電子書籍リーダーの普及率が高まる中、持ち運びに難儀する今誌のようなボリューム感のある雑誌の電子配信化の要望は、日に日に強いものとなりつつある。今回の電子版「アフタヌーン」の人気次第では、さらに同社の電子配信化が加速することだろう。


■関連記事:
【デジタル版「モーニング」が月額500円で・講談社iOS用アプリ「Dモーニング」の提供開始】
【「駅トイレ すいてる列の 前ゴルゴ」eBookJapanとビッグコミックが「ゴルゴ川柳」受賞作品発表】
【講談社「モーニング・ツー」、iPadとスマートフォン向けに全作品収録のスマートフォン版配信開始】
【講談社・博報堂DYメディアパートナーズ・大日本印刷、オリジナルの電子書籍を実証実験投入】

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク


関連記事


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2020 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー