消費電力3割削減を実現・環境配慮型店舗「セブン-イレブン京都出世稲荷前店」オープン
2010/01/22 07:06



↑ 店外の省エネへの取り組み項目一覧

↑ 店内の省エネへの取り組み項目一覧
省エネ型のコンビニといえば以前セブンイレブン自身なら【電力消費量は-12.6%・京都府内に和風で省エネなセブンイレブン登場】を、同業他社なら【店舗全体は7%、照明機器は50%の電力消費量削減に成功・ローソンが全部の新店舗でLEDを採用へ】などの話がある。今回展開される「セブン-イレブン京都出世稲荷前店」は、太陽光で発電した電気を店内照明などに使用し、店内に太陽光を取り入れるトップライト(天窓)と店内照明のLED化により電力量を大幅に削減した最新鋭の環境配慮型店舗として、環境省の「平成21年度省エネ照明デザインモデル事業」にも採択されている。
またセブン-イレブン・ジャパンとしては初めてとなるプラグインハイブリッド(PHV)車の導入に合わせ電気自動車用の充電器の設置や、新たに駐車場の遮熱舗装、壁面緑化などを施し、より周辺環境にも配慮した店舗となっているのが特徴。これらの実施により、削減電力量は5万3000kWh/年となり、2008年度の消費電力17万8000kWh/年と比べて30%ほどの削減効果を生み出したと説明している。
気になるのは、これら「省エネ型」への移行に通常型コンビニと比べてどれだけ初期コストがかさみ、ランニングコストに差が出ているのかということ。リリースには記載されていないが、【白熱電球から電球形蛍光ランプ、LED電球に交換……でも何か月で元が取れる!?】の事例にもあるように「一定期間の消費電力は節電できるが、負担するコストはかさんでしまう」という場合、真の省エネとは言い難い状況が生まれてしまう。今後各種省エネ用商品が量産・技術改良で廉価化していくことでコストは削減されるだろうが、留意しておく点といえよう。

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