お年寄りでも楽にパン食を楽しめる「らくらく食パン」、医療・介護施設向けに発売

2010/02/06 08:48

「らくらく食パン」イメージタカキベーカリーは2010年2月5日、歳を取るなどしてパンが食べにくくなった人でも、楽にかめて食べることができるパン「らくらく食パン」を同年2月8日から、医療機関や介護施設向けに発売すると発表した。1箱30個入り、サイズ80×80×15ミリ、冷凍で賞味期限6か月。価格はオープン価格(【発表リリース、PDF】)。

↑ らくらく食パン
↑ らくらく食パン

食生活の洋風化に伴い、介護施設などの食事においてパン食を要望する人が増えている一方で、一般的にパンは、かむ力が低下した方にとってはかみにくい、だ液の少ない人では口の中でまとまりにくい、口やのどの機能が弱まってきた人にはだ液を含んで固まりとなることでつまりやすいなど、危険性が高い食材として、介護現場などでの提供が難しいとされてきた。

今回発売される「らくらく食パン」は、口腔(こうくう)機能が低下した人にも安心して食べることができるよう、パンメーカーならではの技術(特殊な製法で焼き上げているとのこと)で、「耳」までスプーンですくって食べられるやわらかを実現している。また、食べる楽しみを届けたいとのメーカー側の思いから「食パン」の形にもこだわっているとのこと。その他にも、ひとつひとつを個別に包装してあるので衛生的、冷凍された状態で発売されるので、食べたい時に食べる分だけ解凍ができることなど、利用上の便宜性も考慮された体裁となっている。

はちみつやジャムなどをのせて朝食用に食べるほか、シチューなどの惣菜のソース・スープと合わせて食事用としても利用できるよう、ほんのりとした甘さに仕上げられている。また、通常の食パンよりも小ぶりで食べきりやすいサイズにしている。

以前当方(不破)が退院直後にしばらく自宅で療養、その後キツめの食事療法を続けていた時には、食事療法用の専用食を専門店から通販で購入した。通販用のカタログには減塩・減たんぱく質食品以外にもいくつかの療養向け食品がリスト化されており、その中に「かむ力が減退した人向け」のものもあったことを覚えている。

身体の機能が衰えても、これまで通りの楽しい、人間らしい、望み通りの生活の質を維持できるか、その尺度をQOL(Quality of Life、クオリティ・オブ・ライフ)と呼ぶ。そのQOLを維持するためには、今回発売される「らくらく食パン」のような食品も必要になるのだろう。

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