【更新】天然ガス、とうもろこし、銅、大豆……商品系ETF14種類、3月19日に上場

2010/03/12 07:10

穀物イメージ東京証券取引所と[etfセキュリティーズ]は2010年3月9日、同年3月19日に東証へ、etfセキュリティーズが運用するエネルギー、産業用金属、農作物などに連動する14種類の商品ETF「ETFS商品上場投資信託」を上場すると発表した。具体的にはETFS総合商品指数上場投資信託(1684)、エネルギー商品指数上場投資信託(1685)、産業用金属商品指数上場投資信託(1686)、農産物商品指数上場投資信託(1687)、穀物商品指数上場投資信託(1688)、天然ガス上場投資信託(1689)、原油上場投資信託(1690)、ガソリン上場投資信託(1691)、アルミニウム上場投資信託(1692)、銅上場投資信託(1693)、ニッケル上場投資信託(1694)、小麦上場投資信託(1695)、とうもろこし上場投資信託(1696)、大豆上場投資信託(1697)となる([発表リリース]、[etfセキュリティーズ側リリース])。

ETFセキュリティーズ・グループ自身は2003年に世界で初となる金ETF「ゴールド・ブリオン・セキュリティーズ」を2003年に設定・上場。現在はロンドン・フランクフルト・ユーロネクスト・イタリア・ニューヨークの各証券取引所に、150本以上のETFを上場している。

今回上場するのは、商品系の総合指数1種類、サブ指数に連動する4種類、そして個別商品指数に連動する9種類の合計14種類。特にガソリンやニッケル、大豆、とうもろこしなどの商品取引系素材を対象にしたETFの上場は、日本でははじめてとなる。

これらの商品系ETFの特徴は次の通り。

・流動性
証券取引所に上場され、ETFが追随する原資産と同じ流動性を有する。
複数のマーケット・メイカーが常時売買注文を提示し流動性を提供。このため、ロンドン市場と東京市場の間での決済が可能。  
設定・償還は毎営業日におこなわれる。
・安全性
信用リスクを回避するため、カウンター・パーティはエクスポージャー相当額の担保を常に提供。
・透明性
株式と同様に証券取引所において取引される。
予め定められた算式により価値が決定される。
金融商品取引法に基づき内閣総理大臣に有価証券報告書を提出しており、日本において開示が行われている。
・実績
商品上場投信を2002年に、世界で最初に設定したETFセキュリティーズが管理。ETFセキュリティーズの資産運用残高は170億以上に達している。
・円建て取引
東京証券取引所での取引は円建てで行われる。

ETFセキュリティーズでは先に【金・銀・白金・パラジウム・まとめて合わせたバスケット・全部で5つの貴金属ETF登場】でお伝えしているように、金・銀・白金・パラジウム・それらの貴金属のバスケットETFと、合わせて5ETFを先行上場させている。今回の商品系ETFの上場で都合19種類のETFを東京証券取引所に上場することになる。

なお先の同社による貴金属ETF同様に、これらの商品系ETFもまた、投資信託法第220条の「外国投資法人の発効する投資法人債権に類する証券」に該当する。つまり、株式投資信託等と課税上の取扱が異なるため「特定口座の対象外」となる。色々な理由で特定口座を利用している人は注意が必要。また、個人が取引する場合、期中の債券売却益は非課税のため、これらのETFの譲渡益には課税されない(債券利子には20%の源泉分離課税が発生するが、これらETFには利子支払いがないため、関係は無い)。法人取引の場合は、他の法人所得と合算して課税される。

さらにご承知の通り、大手ネット系証券会社ではこの「特定口座の対象外」であることなどを事由とし、情報の開示は行われるものの取引の対象外となる、あるいは情報の開示すら行われない(当然取引もできない)場合がほとんど。取引最小単位額面も小さく、多種多彩な金融商品を取り扱えるという点では、まさにネット系証券会社にうってつけのETFであるだけに、非常に(個人的にも)残念である。各証券会社の努力を強く望みたい。


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