西友、298円弁当「新サケ弁当」など4品を発売

2010/03/25 06:59

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西友の298円弁当イメージ西友は2010年3月24日、同社が2009年4月から発売している298円弁当をリニューアルし、全国の372店舗で2010年3月25日から発売すると発表した。「新サケ弁当」「ハンバーグ&焼肉弁当」「鶏五目御飯と肉じゃが煮弁当」「チキン南蛮弁当」の4種類。これまでは「サケ弁当」「ハンバーグ弁当」「肉じゃが煮弁当」「から揚げ弁当」だった(【発表リリース】)。


↑ 西友の新298円弁当「新サケ弁当」「ハンバーグ&焼肉弁当」「鶏五目御飯と肉じゃが煮弁当」「チキン南蛮弁当」
↑ 西友の新298円弁当「新サケ弁当」「ハンバーグ&焼肉弁当」「鶏五目御飯と肉じゃが煮弁当」「チキン南蛮弁当」

■商品概要(リリースから抜粋)
 「新サケ弁当」:サケの切身を従来より大きくした、どなたにも満足いただける人気メニュー
 「ハンバーグ&焼肉弁当」:ハンバーグに焼肉をプラス。ダブルのおかずでボリュームアップ
 「鶏五目御飯と肉じゃが煮弁当」:肉じゃが煮弁当のご飯を従来の白飯から女性に人気の炊き込み鶏五目御飯に変更
 「チキン南蛮弁当」:肉系人気メニュー、チキン竜田に南蛮タレをプラスしたボリューム弁当

西友では消費者の節約性向に対応するため、1年前から298円(税込)のお弁当を展開。今回は発売1周年を機にその「298円弁当」の内容を一新することとなった。今回発売されるのは、「新サケ弁当」「ハンバーグ&焼肉弁当」「鶏五目御飯と肉じゃが煮弁当」「チキン南蛮弁当」で、いずれも人気の高い弁当メニュー4種類となる。

従来の298円弁当(「サケ弁当」「ハンバーグ弁当」「肉じゃが煮弁当」「から揚げ弁当」)と比べ、おかずのボリュームや品数を増加、また、一部のお弁当で白飯を炊き込み御飯に変更するなど、弁当内容を充実しつつ、若菜(西友の100%子会社で本社は埼玉県川越市、工場は国内8か所)の自社工場での一貫生産による効率化やスケールメリットを生かした原料調達などにより、これまで同様の据え置き価格298円を実現した。

298円弁当の店頭での売れ行きは、その低価格と味・ボリューム共に人気のメニューも手伝い、販売開始の昨年4月から現在まで、計画数量に対し1.5倍の伸びを示しているとのこと。

小売、特に毎日消費するタイプの商品に対する消費者の節約・単価引き下げ要求は日に日に強さを増しており、お弁当の分野でもそれに対応した商品が各社から発売されている。100円ショップの総菜・弁当が充実の一途をたどっているのは【ローソン100の「バリューライン惣菜」(ミニチキンカツ弁当などの弁当やカニクリームコロッケなどの惣菜)】などでもお伝えした通りであるし、最近ではお弁当や総菜単価の引き下げを嫌っていたはずのコンビニ各社でも、300円前後のお弁当を多数展開する傾向が見受けられる。

お弁当も含めた食品の消費量は国内では一定数、むしろ漸減しているはずなので、価格の引き下げはデフレ感の加速化につながるリスクを秘めている。西友の298円弁当の展開は、十分な影響力を持っていた。他社が今回の新298円弁当の内容を見て、どのような対策を練ってくるのか、気になるところだ。

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