【更新】春の仁義なき牛丼の戦い・すき家と松屋、牛丼並盛を期間限定で250円に

2010/04/06 04:57

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牛丼[松屋フーズ(9887)]が運営する牛飯・カレー・定食店「松屋」は2010年4月5日、「新生活応援キャンペーン」と銘打ち、同年4月12日から4月23日までの期間限定で「牛めし」シリーズを70円引きで提供すると発表した。これで「牛めし」の並盛は70円引きの250円になる。一部報道では[ゼンショー(7550)]が展開する郊外型ファミリー牛丼店「すき家」も店舗限定ながら牛丼並盛を280円から250円に値引きするキャンペーンを同年4月9日から21日まで実施することを明らかにしており、先に報じた【吉野家が1週間期間限定で主力商品110円引き・牛丼並盛は270円で御三家最安値へ】と合わせ、期間限定牛丼値下げ競争は混戦模様となってきた([松屋フーズ発表リリース、PDF])。


↑ 松屋の告知ポスター
↑ 松屋の告知ポスター

今回の松屋のキャンペーンは牛めし各種(野菜やお新香、豚汁とのセット含む)を通常の70円引きで提供するもの。期間限定ながら牛めしの並盛が250円、大盛りが350円、特盛りが450円になる。ただし牛めしの小盛りは通常の280円から230円と50円引きに。

またゼンショーから公式リリースは出ていないが[一部報道]によるとすき家では、「全国の繁華街や都市部の店舗百数十店で、牛丼並盛りを通常の280円から250円に値引きするキャンペーンを4月9日-21日まで実施することを明らかにした」とのこと。これでいわゆる牛丼御三家の「牛丼並盛春の陣」は

・吉野家……270円、4月7日-13日
・松屋……250円、4月12日-23日
・すき家……250円、4月9日-21日

という顔ぶれになる。

吉野家側としては顧客層が新年度で入れ替わるこの時期に、少しでも新規常連客を増やす思惑もあったのだろうが、「御三家での最安値」期間は一週間からわずか2日に減る形となる。しかも4月12日以降は値下げキャンペーン中であるにも関わらず、「御三家の中で牛丼並盛が一番高い」という逆転現象まで引き起こすことに。

【牛丼御三家の営業成績をグラフ化してみる】でも触れているが、価格の高低だけが牛丼店の善し悪しを決めるポイントではない。その一方で、目先の戦術としてはチキンレース的な形での値下げを繰り返すような状況になっている感がある。今件の横並びキャンペーン状況を受けて、各社、特に吉野家がどのような動きを見せるのか、気になるところだ

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