埼京線の車内防犯カメラ、全編成への設置が決定

2010/04/06 05:03

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埼京線【JR東日本(9020)】は2010年4月5日、埼京線において痴漢犯罪防止を目的とした車内防犯カメラを埼京線車両全編成に設置すると発表した。【JR東日本、混雑で有名な埼京線で痴漢防止のための車内防犯カメラを試験的に設置】でお伝えしたように去年の暮れから試験的なカメラ導入は行われていたが、その有効性が認められたようで、今回全編成への導入となった(【発表リリース、PDF】)。



↑ 試験設置の時の報道。【直接リンクはこちら】

埼京線とは東京都品川区の大崎駅から、埼玉県さいたま市大宮区の大宮駅を結ぶ、JR東日本の路線区間。同路線区間は痴漢が多発する区間としても知られており、JR東日本において最も早期に女性専用車両が導入された区間でもある。その理由として「非常に混雑する」「駅の間が短い」「片方のドアがなかなか開かない(もう片方のドアばかり開く)」などが挙げられている。

昨年末に行われた実証実験では「カメラ設置の効用はある」「2台設置よりも4台設置の方が効果的」との結果が出たようで、今回発表された全編成への導入では、1両につき4台設置の形式が取られるようになった。

↑ 設置レイアウト
↑ 設置レイアウト

カメラが設置されるのはJR東日本が保有する埼京線車両全32編成に対して。痴漢犯罪が頻発している1号車(大宮方)運転台寄りに車内防犯カメラを各4台設置することになる。そして埼京線、川越線(大宮-川越間)、東京臨海高速鉄道線で車内防犯カメラを作動させるとのこと。

設置時期は2010年6月以降順次。今回の全編成設置で同路線の事件発生率がどれだけ減るのか、言い換えればどれだけ抑制効果が得られるのか、注目したいところだ。

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