ヤフーとDeNAがソーシャルゲームで提携--「Yahoo!モバゲー」提供へ

2010/04/28 06:22

パソコンと携帯電話[ヤフー(4689)]と【モバゲータウン】を運営する【ディー・エヌ・エー(2432)】は2010年4月27日、ソーシャルゲーム(ゲーム内でユーザ同士が競い合ったり、協力したり、情報交換をしながら一緒に遊べる交流機能を持つゲーム。オンラインゲームのコミュニケーション部分を強化したもの。一般的にルールがシンプルなものが多い)事業において業務提携を行うと発表した。パソコン上のソーシャルゲームのプラットフォーム(動く場を提供する環境)「Yahoo! モバゲー」を同年夏にも立ち上げ、運営していく(【発表リリース】)。

今回の提携でYahoo! JAPANが有する集客力・総合力、2400万を超えるアクティブユーザーID数と、ディー・エヌ・エーが持つモバイルでつちったゲーム開発・運営ノウハウや1800万人を超えるモバゲータウンの利用者基盤が融合される。その結果、大きなシナジー効果を発揮できると両社では踏んでいる。また、モバゲーAPIを用いたゲーム開発者たちによるゲーム開発・展開によって、マーケット規模の拡大が促進されることにも期待をかけている。

「Yahoo!モバゲー(仮称)」では、利用者がパソコンとモバイル双方から同一ゲームを利用できる仕組みの提供や、ゲーム開発者が同一ゲームをパソコンとモバイルの双方で展開できる開発環境やプロモーション環境を整備していくという。

提携概要については次のように箇条書きで説明されている。

1.パソコンにおける連携の実施
・モバゲータウンと共通の利用者基盤を持つソーシャルゲームプラットフォーム「Yahoo! モバゲー(仮称)」の構築・運営
・モバゲータウンのソーシャルゲームや定番タイトルの移植、新ゲームの開発・展開、既存ソーシャルグラフの展開
・「Yahoo! モバゲー(仮称)」におけるYahoo!ウォレット決済の利用

2.パソコン、モバイル双方における連携の実施
・Yahoo! JAPAN IDとモバゲータウンIDの連携による相互利用の実現
・パソコン版・モバイル版利用者に対するクロスプロモーションや相互誘導の実施
(2010年初夏にゲームデベロッパーへ開発環境を提供開始。同年晩夏に「Yahoo! モバゲー」サービスをスタート)

利用ハードルが低いことや、ゲームをゲームプレイそのものよりも「コミュニケーションツールとして(【「オンラインゲームのプレイ目的は友人との交流」が46.5%】)」の利用に着目されるなど、「モバゲータウン」をはじめとするソーシャルゲームは大いに注目を集め、大勢の人の時間を消費する対象となりつつある。「気軽に遊びたい」「ゲームを介してコミュニケーションしたい」という要望においては、パソコンだろうと携帯電話だろうとプラットフォームはこだわる必要が無い(音楽ソフトで例えれば、聴きたいのは自分がお気に入りの曲であり、ポータブルCDプレイヤーを使おうがパソコン上で聴こうがiPodを使おうが、あまりこだわりは無い、というところ)。

ヤフーとモバゲー、両巨頭が手を結びさらに巨大なプラットフォームを構築することにより、さらなるスケールメリットが生じる可能性は高い。具体的にどのような形でサービスが提供されるのか、今後の動きを注意深く見守りたいところだ。

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