制作会社の上場廃止で「アライブ 最終進化的少年」のアニメ化断念

2010/06/09 06:33

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「アライブ 最終進化的少年」講談社の月刊マガジン編集部は2010年6月5日、アニメ化が予定されていた河島正原原作・あだちとか作画の漫画『アライブ 最終進化的少年』について、これを中止する旨を公式に発表すると共に謝罪文を掲載した。制作停止はこれまでにも伝えられていたが、今回の発表で正式にアニメ化は中止されたことになる(【発表ページ】)。


「アライブ 最終進化的少年」は2003年から月刊少年マガジンで連載されていたSF漫画。世界中で発生する謎の現象と、特殊能力を発するようになった人たちの闘いを描いたもので、2010年2月発売の同誌3月号で最終回を迎えていた。

アニメ化については2008年6月に発表されたものの、制作担当の東証マザーズ上場会社ゴンゾが【今年倒産した上場企業をグラフ化してみる(2009年最終版)】などで触れているように、2年連続しての債務超過を事由に2009年7月に上場廃止となり、制作が中断されていた。

今件について編集部側では告知の中で「アニメ化に向け最大限の努力を致して参りましたが、残念ながら実現には至りませんでした」と断念さぜるを得ない心のうちを述べると共に、アニメ化を期待していたファンに対しては

「本作品のアニメ化につきましては、ファンの皆様からも大変熱いご声援とご期待の声とを頂いていたにも拘わらず、このような結論を出さざるを得ない結果となり、作者・編集部共々大変申し訳なく思っております。ファンの皆様には心よりお詫び致しますとともに、今後とも作品及び作者を応援頂けますよう、改めてお願い申し上げます」

と謝罪の意を述べると共に今後も引き続き作品・作者への声援をお願いしている。

制作会社やスポンサーの破たんでアニメ化が中断、あるいは打ち切りになるという話は、これまでにも無かったわけではない。しかしファンにとっては過去の事例があろうがなかろうが、残念な話であることに違いは無い。

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