電通、60代以上のシニア層とインターネットとの関係を研究する「DENTSUデジタルシニア・ラボ」を設立

2010/06/13 06:36

シニアがパソコン[電通(4324)]は2010年6月8日、60代以上のシニア層とネット・デジタルイノベーション(デジタル系の新しい技術やサービス)との関わりについて研究を行う「DENTSUデジタルシニア・ラボ」を発足したと発表した。長年コミュニケーション論的観点から日本人の情報行動を分析してきた東京大学大学院情報学環の橋元良明教授との共同によるもので、今後の社会構造の変化に対応するため、様々な調査を行い、仮説の検証結果を発表する予定(【発表リリース】)。

貯蓄や年金、退職金などのバックボーンを元に、60歳以上のシニア層は昨今の不景気下でも堅実な消費性向を見せている。また、その消費性向が維持されるか否かは別として、今後高齢化社会の進行で同世代の人数が増加するのは日の目を見るより明らか。

電通では企業のマーケティング活動においても重要なターゲットとなるこの「シニア層」に着目。とくに60代以降でネットやデジタル機器を自由に使いこなしアクティブなシニアライフを生きる生活者(【ネットの新技術、チャレンジする?チャレンジ派は4割】の「4割部分」が相当か)を「デジタルシニア」と名付け、彼らのメディアライフや情報行動の実態について、東京大学と共同で研究。

この研究を背景に「デジタルシニア」とネットの関係について探求するため、今回電通ではMCプランニング局メディアイノベーション研究部内に事務局を置き、東京大学・橋元研究室と連携した産学共同研究組織として「DENTSU デジタルシニア・ラボ」を立ち上げることになった。同ラボでは、ツイッター上で現在世界中に5000人を超えるフォロアーを持つカリスマシニアといわれている【ミゾイキクコ氏】にもアドバイザーとして着任する。

高齢者のデジタル周りへの参加率は【60代が区分線!? 年齢階層別インターネット利用率をグラフ化してみる】にもある通り、定年退職時期を境にグンと低下する傾向がある。今後増加するこの世代層の動向をつかむには、さまざまな方面からの調査研究と、そのデータの検証が欠かせない。リリースによれば「アンケート票式のベンチマーク定量調査などを実施し、様々な仮説の検証結果を発表していく予定です」とあり、データなども逐次開示されることが期待できる。今後の展開を注意深く見守りたいところだ。

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