「ゲリラ雷雨」今年は昨年比で3割増し・ウェザーニュース予想

2010/07/08 12:00

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ゲリラ雷雨【ウェザーニューズ(4825)】は2010年7月7日、今夏(7-9月)における「ゲリラ雷雨」の発生見込みに関するレポートを発表した。それによると今年の「ゲリラ雷雨」は昨年比で3割程度増加する見込みとのこと。昨年が平年より少なかったことと、今年は大気が不安定になる時期が多いのが要因だという(【発表リリース】)。


【思い返せば「なるほどな」……地球温暖化を感じる現象ランキング】でも多少触れているが、2008年の夏以降によく使われるようになった用語で、スコールレベルの大雨が雷などを伴い、特に夕方にかけて突発的・局地的に発生するもの(雷を伴わない場合は「ゲリラ豪雨」とも表現される場合もある)。夕立を「バケツをひっくり返したような雨」とするならば、「ゲリラ雷雨」は「風呂桶をひっくり返したような雨」と表現できるほどの豪雨となる。極めて短時間に大量の雨量がもたらされるため、地域の防水機能が対応しきれず、冠水が発生する事例も多々見られる。

その「ゲリラ雷雨」だが、ウェザーニューズでは東京都が45.8%増しの140回、大阪府では98.5%増しの270回ほどの発生を予想している。

↑ 15都道府県における「ゲリラ雷雨」発生傾向・予想
↑ 15都道府県における「ゲリラ雷雨」発生傾向・予想

全国発生傾向概要的には「7月は山沿いほど多い」「8月上-中旬は少なめ」「8月下旬は全国的に」「9月以降は少なめ」の傾向が見られるとのこと。

「ゲリラ雷雨」はリリースにもあるように、それをもたらす雷雲が「予め予測可能な前線による雨とは別で、“急速”かつ“局地的 ”に発達し、事前に予測することが難しい」のが特徴。河川の急激な増水や水はけが悪い場所における浸水には、くれぐれも注意されたい。

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