【更新】セガと日本将棋連盟、ネットで将棋が学べるオンライン将棋スクールを開始

2010/07/10 06:00

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オンライン将棋セガと日本将棋連盟は2010年7月9日、小学生を対象にインターネットを通じて将棋を学べる[日本将棋連盟オンライン将棋スクール]を共同開発したと発表した。同スクールは同年9月から開講を予定している。将棋をテーマにした将棋教室を小学生限定で、【eラーニング、個人効果実感6割・企業や団体評価は8割】でも解説した、いわゆるeラーニングにて展開するのは、日本国内では初めての試みになるとのこと(【発表リリース】)。


↑ 指導対局オンライン(対面指導画面)
↑ 指導対局オンライン(対面指導画面)

↑ ビデオ講座画面
↑ ビデオ講座画面

今スクールでは、教育的な側面も注目される将棋という伝統文化を子供達が楽しく学べるよう、セガの豊富なデジタルコンテンツの開発ノウハウを投入している。受講生はWebカメラとマイクを使用して、プロ棋士の対面指導を受けられる月2回の授業をはじめ、いつでも利用可能な詰将棋などの問題演習、実力にあった対戦相手とのフリー対局などで棋力をさらに向上させることができる。

また、自分専用のマイページを持つことができ、自分の分身キャラクターとなるアバターのカスタマイズや、友達登録したユーザーにアイテムをプレゼントができる機能などで、他の受講生とのコミュニケーションが楽しめる。その上、本スクールにて認定された級位や段位で、日本将棋連盟認定の免状や級位認定状を申請することも可能。なお今スクールでは、一定の棋力をもった小学生を対象としている(棋力判定テストに合格した小学生が対象。棋力7級以上の合格が目安)。そして初段昇格で卒業となる。

具体的なコンテンツとしては、大きく2つから構成されており、それぞれは次の通り。

・授業(月2回:60分/回)
指導対局オンライン:プロ棋士による指導対局
生徒対局オンライン:実力の近い生徒同士での対局

・学習コンテンツ(いつでも利用可能)
問題演習 :実力にあった詰将棋と次の一手問題集
ビデオ講座:実力にあったテーマ別映像での講義
フリー対局オンライン:実力にあった相手を検索して対局

なお料金は入会費5000円、月会費6300円。対応OSはWindowsXP・Vista・7(日本語版)。

最近は定期発刊の漫画誌でプロの将棋をテーマにした連載が始まったり、プロ将棋の世界を描いた漫画が人気を集めるなど、「ブーム」とまではいかないものの、将棋に対する関心が高まりを見せている。将棋に興味を持つ子供がいれば、あるいは親自身が興味を持ち、子供にも将棋を教えてあげたい場合には、選択肢の一つとして考慮する価値はあるだろう。

「じっくりと先のことを考える」「相手の出方を見て臨機応変に物事へ対処する」そして「礼儀正しさ」を学ぶ上では、適切な教材の一つになるに違いない。


(C)SEGA

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