ローソン、調剤薬局のクオールと提携・調剤薬局併設型コンビニを展開へ

2010/07/26 19:30

ナチュラルローソン城山トラストタワー店[ローソン(2651)]は2010年7月26日、調剤薬局チェーンの【クオール(3034)】と共同で、調剤薬局併設型コンビニエンスストア「ナチュラルローソン城山トラストタワー店」(東京都港区)を同年8月2日にオープンすると発表した。薬事法改正によりOTC医薬品(Over The Counterの略で、カウンター越しに薬を販売するスタイルから、一般用医薬品を意味する)のコンビニ販売での道が開かれたが、今店舗では販売だけでなく、調剤薬局での医療機関処方せんへの対応、薬剤師による健康相談など専門性の高いサービスを提供していく(【発表リリース】)。

↑ ナチュラルローソン城山トラストタワー店
↑ ナチュラルローソン城山トラストタワー店

「ナチュラルローソン城山トラストタワー店」ではOTC医薬品の販売、処方せんへの対応、健康相談の受付、さらにナチュラルローソンが持つ「健康をベースにした商品開発力」による医食同源を追求。付加価値の高い商品やサービスの提供をしていく。また今店舗はクオールとローソンのフランチャイズ契約による第一号店で、クオール側では今後関東地方を皮きりに、調剤薬局併設型コンビニを順次拡大していく(経営はクオール側が行う)。

なお気になる薬剤師の対応についてだが、リリースによると

・薬剤師による高度専門情報の提供と医薬品に関するカウンセリングサービスの実施
 ※薬剤師不在の時間帯には、テレビ電話で店舗とクオールのコールセンター
  (24時間薬剤師が常駐)を結び、同様のサービスを提供
 ※店舗面積は70坪、うち調剤コーナーは12.7坪
・第1-第3類の医薬品販売(第2-第3類の医薬品は24時間販売を予定)

とあり、コンビニの24時間オープンの長所を活かせる形となる。また、「健康をベースにした商品開発力」の部分については、

・商品は通常のコンビニエンスストアの取扱商品のほか、ヘルスケア関連の商品を強化
 (総品揃え数約3000アイテム/医薬品数約220アイテム)

と説明されており、健康色の強いコンビニといえる。

ローソンは以前【マツキヨとローソン、共同店舗開店へ】でもお伝えしているように、ドラッグストア大手の【マツモトキヨシホールディングス(3088)】と提携し、両社による共同店舗もオープンしている。そちらの記事でも触れているように、通常のコンビニと医薬品関連の店舗が手を結ぶことで、各種日常品と医薬品・健康管理サービスが一か所で提供でき、特に高齢者が求める「ワンストップショッピング」の声に応えることが可能となる。

お薬今回のクオールとの提携による共同店舗の展開も、いわばその流れを組むもので、多種多様なローソン側の取り組みの一つと考えてよい。コンビニは元々「コンビニエンス(便利な)・ストア(店)」を意味するものだが、人口構成比率や消費性向の変化から、メインターゲットに中堅層以降、特に高齢者を念頭に置くのは自然の流れといえる。そしてその環境下において、どのような商品が求められるかを考えれば、その筆頭として健康・医薬品周りが挙がるのは当然の話。

今回の店舗も含め、恐らくは最初の数店舗は実証実験も兼ねた形での運用になるのだろう(何しろほとんど前例・経験がないのだから)。どのような形で試行錯誤が続けられ、よりよいサービスの提供のために手が加えられていくのか。注意深く見守りたいところだ。

スポンサードリンク


コメント(Facebook)


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー