4割減? サンマ不漁懸念高まる

2010/08/04 07:12

サンマ漁水産庁は2010年8月3日、2010年度(漁況:2010年8-12月、海況:2010年8-9月)における北西太平洋サンマの長期漁海況予報を発表した。それによると漁期全体での大型魚の割合は昨年を上回る見込みだが、来遊量そのものは昨年を下回る見込みで、推定資源量も昨年の351万トンから221万トンと、100万トン以上も下回るという推定結果が出ている(【発表リリース】)。

漁海況予報は水産庁の「我が国周辺水域資源調査推進事業」により、資源の合理的利用、漁業経営の安定及び操業の効率化を図り、資源の持続的利用に役立てることを目的として行っているもの。今回発表された「北西太平洋サンマ長期漁海況予報」は、本事業の一環として、関係試験研究機関による資源調査結果などを踏まえて、独立行政法人 水産総合研究センター 東北区水産研究所が取りまとめている。

↑ トロール漁獲試験結果から推定したサンマの資源量推定値と日本漁船によるサンマの水揚げ量(2010年は暫定値)(万トン)
↑ トロール漁獲試験結果から推定したサンマの資源量推定値と日本漁船によるサンマの水揚げ量(2010年は暫定値)(万トン)

水揚げ量を見ると2008年は34.3万トン・2009年は30.8万トンと30万トンを超える豊魚となり、サンマの価格は比較的安定していた。しかし今年は大型魚の割合がやや多くなるものの、予想資源量が昨年比で63%ほどでしかなく、漁獲量も少なからぬ減少が想定される。なお資源量減少の原因について、水産庁発表の資料中にはその言及を見つけることが出来なかった。

すでに一部地域ではサンマの今年初水揚げが行われており、ちらほらと状況も入ってはいるが、少なくとも「豊魚」「平年並み」の言葉は見つけることが出来ない。サンマを好きな人は特に、今後の漁獲量関連、サンマ自身の価格推移について耳をすましておいた方が良いだろう。


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