これはオドロキ、目の前のコンロで熱して食べる吉野家「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」発売へ

2013/12/02 20:10

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牛すき鍋膳牛丼チェーン店吉野家を運営する吉野家ホールディングスは2013年12月2日、吉野家において同年12月5日10時から、新商品となる「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」を全国の同社店舗で販売すると発表した。価格はそれぞれ580円。大盛は680円。それぞれ単品としての「牛すき鍋」「牛チゲ鍋」も販売する(各480円、大盛は580円)。持ち帰りは不可(【発表リリース:吉野家の「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」新登場のお知らせ】)。


↑ 「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」公知ポスター
↑ 「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」公知ポスター

今回発売される「牛すき鍋膳」は、牛肉や多量の野菜を煮込んで食べる「牛鍋」が起源であり、吉野家の牛丼のルーツでもある。この「牛すき鍋膳」について、吉野家では初となる、火のついたコンロにのせて提供する。また同様の提供スタイルで、ピリ辛ダレで調理した「牛チゲ鍋膳」も同時に展開する。

吉野家では従来から同社のキャッチコピー・モットーとして「うまい、やすい、はやい」を呈しているが、今回はコンロでの提供ということもあり、「ゆっくりと」「食事の最期までアツアツ状態を維持したまま」食べられるのが最大の特徴となっている。吉野家では過去にも類似メニューの「牛すき鍋」「牛チゲ鍋」を展開した経歴はあるが、今回のようにコンロ提供型は初となる。

また今回の正式発表の前に、少数の店舗で先行試験導入展開が行われていたようで、両メニューを堪能した人のレビューをいくつか確認できる(一例:【GreenGreen2:<吉野家>店舗限定 牛すき鍋膳(580円)】、2013年10月30日)。その内容によれば、提供された時点ですでに調理はほぼなされているものの、提供される際に固形燃料に火がつけられ、その火によって野菜が温まってから食するように促されるとのこと。また上記写真でも確認できるが、「牛すき鍋膳」には肉の他に豆腐やうどんが入っており、割り下は甘めで関東風のすき焼きの体を成しているという。食した人の感想は概して好評で、今回全国店舗での展開は非常に楽しみなものといえる。

調理方法やリリースの文言にもある通り、食する時間が長くなるため必然的に店舗内の客の回転率は低下するものの、客単価は確実に上昇する。味わいが先行試験導入店舗のもののままならば、リピーターも確実に得られるだろう。発売後の実食者の感想、そして吉野家の営業成績動向がとても気になるところだ。


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