舶来電子メモ「ブギーボード」キングジムから発売

2010/09/05 12:00

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「ブギーボード」【キングジム(7962)】は2010年9月3日、アメリカのKent Displaysの子会社iMPROV ELECTORONICSが2010年よりアメリカで販売している電子メモパッド『Boogie Board(ブギーボード)』の日本国内での輸入販売を同年10月15日から開始すると発表した。価格4980円(税込)。サイズは222×141×3.2ミリ、液晶サイズは182×125ミリ、重さ115.8ミリ。内部コイン電池使用で電池寿命は約5万回使用分(電池交換不可能)(【発表リリース】)。




↑ 電子メモパッド「ブギーボード」。直接リンクは【こちら】

「ブギーボード」は、感圧式の液晶画面を採用し、付属しているステンレス製のスタイラス(描画用のペン)だけでなく、指先などでもパネルに描画することが可能な電子メモパッド。ボード上部にある消去ボタンで描画したものを”一瞬で”消去することができ、約5万0000回の書き換えが可能。あらかじめ本体にコイン型電池を内蔵しているため、新たに電源を供給しなくても画面表示を維持することができ、消去時以外は一切電力を消費しない設計となっている。

紙のメモやノートに比べて無駄なゴミを出さなくて済む上、本体はA5サイズ程度の大きさで最薄部が3.2ミリ、重さが115.8グラムとコンパクトで軽量なため、外出時の持ち運びにも適している。また、本体は軽量プラスチック製で着脱パーツもなく、子供にも安心して使用させることが可能。オフィスでは電話メモやアイデアシートとして、家庭では家族の伝言メモや子供のお絵かき帳、字の練習や計算などの勉強にといった形で、オフィスから家庭など、多種多様なシーンで幅広く活用できる。

「ブギーボード」「ブギーボード」そのものは、2010年1月にアメリカで発売されて以来、既に20万台以上を売り上げているとのこと。今回、キングジムが日本国内における輸入販売を行い、キングジムの販売チャネルを通じて販売することで、文具店や家電量販店などでも購入が可能となった。また、備品として「収納ポーチ」(1260円)・「スタイラスホルダー&マグネットセット」(420円)も同時発売される。

以前【16年ぶりに進化・不思議なお絵かきボード「せんせい」新型モデル登場】で紹介したように、商品のポジションとしてはきわめて近い立ち位置にある「せんせい」が大幅なリニューアルを行った一因に、この「ブギーボード」の登場があったのではないかと噂されるほど、「ブギーボード」のインパクトは大きかった。特にその使われ方が動画共有サイトYouTubeで多数の動画と共に紹介されるにいたり、多くの人の注目を集めたことはよく知られたところ。

「電子」メモパッドと銘打ってはいるものの、書かれた内容は本体で完結しており、パソコンなど他の端末に転送出来ない、内蔵コイン型電池は取り換えが出来ないので本体そのものが半ば使い捨てとなっている点などの短所もあるが、この価格と画質のバランスを考えれば十分なコストパフォーマンスともいえる。こういったいわゆる「デジモノ」「ギークなアイテム」に興味がある人にはたまらない一品となるに違いない。

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