ミクシィ、ネット求人部門「Find Job!」を分割・別会社化

2010/09/23 06:53

ミクシィ【ミクシィ(2121)】は2010年9月22日、同社のインターネット求人広告事業「Find Job!」を分割し、新設する「株式会社ミクシィ・リクルートメント」に承継させることを発表した。求人事業を分割・別会社化することで、ミクシィ本体・分割新事業会社共に個々の事業価値の最大化を目指すとしている(発表リリース、PDF)。

↑ Find Job!
↑ Find Job!

「Find Job!」は1997年11月ににサービスを開始して以来、ウェブ業界に特化した転職サービスを展開してきた。しかしインターネット求人広告事業をより一層発展させるためには、意思決定の迅速化が必要であるとし、今やソーシャルメディアmixiの運営がメインとなったミクシィから分割を実施、その迅速化を目指す。今後はミクシィがインターネットメディア事業「mixi」に、新設会社ミクシィ・リクルートメントがインターネット求人広告事業に注力することで、それぞれの事業価値の最大化を実現させるとしている。なお新会社ミクシィ・リクルートメントはミクシィの完全子会社となる。

ミクシィは元々「Find Job!」の運営を行うイー・マーキュリーが母体となっており、いわば創成期における根幹事業だった。しかし2004年にサービスを開始したmixiが大幅に成長し、2006年の上場を前に社名も「イー・マーキュリー」から「ミクシィ」に変更。主要事業もmixiの運営に入れ替わっている。

↑ ミクシィの売上構成比推移
↑ ミクシィの売上構成比推移

↑ ミクシィ売上高構成比(直近四半期)
↑ ミクシィ売上高構成比(直近四半期)

リリースの解説にもあるように、「Find Job!」事業内での意思疎通・意思決定をスピーディーなものとするには、事業単位で1会社としてまとまった方が都合が良い。言い換えれば、それほどミクシィ内におけるmixiの存在感が大きくなったとも表現できる。

ミクシィはこの1か月の間に、アプリのスマートフォン版の提供開始、海外SNSとの提携、「mixiチェック」の提携開始、新プラットフォーム「mixi Plugin」「mixi Graph API」の発表など、多種多様な新戦略を打ち出し、公開を続けている。今回の「Find Job!」事業の別会社化も、「Find Job!」はもちろんだが、ミクシィ内でmixiに経営資源を全力投入して猛進するための下準備と見ることもできる。


↑ mixiアプリの取材番組。【直接リンクはこちら】

Facebookなどの海外ソーシャルメディアの浸透とその上で動くソーシャルアプリ(特にソーシャルゲーム)の活性化、スマートフォンをはじめとした新しい携帯情報端末の普及など、ミクシィ・mixiを取り巻く環境は著しく変化を遂げている。mixiに関する意思決定の上で身軽になったミクシィが、どのような動きを見せるのか、今後も目が離せない。


■関連記事:
【mixiの現状をグラフ化してみる(2010年7月末時点)】

スポンサードリンク


コメント(Facebook)


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー