スーダン通貨「スーダンポンド」の取引勧誘に要注意

2010/09/25 07:46

「スーダンポンド」国民生活センターは2010年9月24日、スーダン通貨「スーダンポンド(Sudan Pound)」の購入に関するトラブルに関する警告を発表した。「別の業者からスーダンポンドを購入してくれれば、その数倍で買い取る」とするものだが、【イラク通貨「イラクディナール」の取引勧誘に要注意】などのように同様の手口で円への換金そのものが困難であることや「絶対に儲かる」とする事例も目立つことから、被害の拡大を防ぐため、今回の発表となった(【発表リリース】)。

↑ スーダン・ポンド紙幣(「みほん」・斜め線は当方で追加)
↑ スーダン・ポンド紙幣(「みほん」・斜め線は当方で追加)

今件は以前の「イラク・ディナール紙幣」における事例と同様に、高齢者や、過去に未公開株などの投資トラブルにあった消費者を狙い、複数の業者が手を組んで「スーダンの通貨(スーダンディナール)」に価値があるかのような工作を行い、だまそうという手口。リリースに掲載されていた事例としては、

●例1
・A社から「1口50スーダンポンドが15万円」というダイレクトメールが届く(1)。
・数日後B社から「スーダンポンドを持っていたら40万円ほどで売ってほしい」という電話がかかる。
・直後にA社から「(1の)ダイレクトメールは届いたか」との電話があり、「予約だけでも」と勧められる。
・A社に予約金として2万5000円を振り込もうとし、金融機関で事情を聞かれる。

●例2
・例1同様にダイレクトメールが届く。破棄したが電話が頻繁にかかる。
・「興味が無い」と伝えているが「50スーダンポンド紙幣1枚を1口15万円で購入すれば4年後に350万円になるのは確実」「個人のみで企業は買えない。企業は個人からの買い取りを切望しているので、4-7倍で買い取る」「今なら国際銀行の契約が決まっていて日本円に交換できる」などと言われる

という次第。例1の場合はA社とB社の電話のタイミングがあまりにも良すぎるので、別の会社を装っていても、実態は同じであることは明らか。先のイラクディナール絡みよりも巧みな手段ともいえる。

国民消費者センターでは「イラクディナールやスーダンポンドの購入は、慎重に対応すること」「買い取りが実行されることはまずない」「不審に感じたら、消費生活センターに相談すること」と注意を促している。

ちなみに【スーダン銀行】のレートによれば、1円は0.0275-0.0276スーダンポンド。事例の50スーダンポンドは日本円に換算すると1820円程度でしか無い。くれぐれも注意すると共に、周囲にターゲットとなりそうな人がいたら、注意喚起をしてほしいものである。


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