スーダン通貨「スーダンポンド」の取引勧誘に要注意
2010/09/25 07:46



↑ スーダン・ポンド紙幣(「みほん」・斜め線は当方で追加)
今件は以前の「イラク・ディナール紙幣」における事例と同様に、高齢者や、過去に未公開株などの投資トラブルにあった消費者を狙い、複数の業者が手を組んで「スーダンの通貨(スーダンディナール)」に価値があるかのような工作を行い、だまそうという手口。リリースに掲載されていた事例としては、
●例1
・A社から「1口50スーダンポンドが15万円」というダイレクトメールが届く(1)。
・数日後B社から「スーダンポンドを持っていたら40万円ほどで売ってほしい」という電話がかかる。
・直後にA社から「(1の)ダイレクトメールは届いたか」との電話があり、「予約だけでも」と勧められる。
・A社に予約金として2万5000円を振り込もうとし、金融機関で事情を聞かれる。
●例2
・例1同様にダイレクトメールが届く。破棄したが電話が頻繁にかかる。
・「興味が無い」と伝えているが「50スーダンポンド紙幣1枚を1口15万円で購入すれば4年後に350万円になるのは確実」「個人のみで企業は買えない。企業は個人からの買い取りを切望しているので、4-7倍で買い取る」「今なら国際銀行の契約が決まっていて日本円に交換できる」などと言われる
・A社から「1口50スーダンポンドが15万円」というダイレクトメールが届く(1)。
・数日後B社から「スーダンポンドを持っていたら40万円ほどで売ってほしい」という電話がかかる。
・直後にA社から「(1の)ダイレクトメールは届いたか」との電話があり、「予約だけでも」と勧められる。
・A社に予約金として2万5000円を振り込もうとし、金融機関で事情を聞かれる。
●例2
・例1同様にダイレクトメールが届く。破棄したが電話が頻繁にかかる。
・「興味が無い」と伝えているが「50スーダンポンド紙幣1枚を1口15万円で購入すれば4年後に350万円になるのは確実」「個人のみで企業は買えない。企業は個人からの買い取りを切望しているので、4-7倍で買い取る」「今なら国際銀行の契約が決まっていて日本円に交換できる」などと言われる
という次第。例1の場合はA社とB社の電話のタイミングがあまりにも良すぎるので、別の会社を装っていても、実態は同じであることは明らか。先のイラクディナール絡みよりも巧みな手段ともいえる。
国民消費者センターでは「イラクディナールやスーダンポンドの購入は、慎重に対応すること」「買い取りが実行されることはまずない」「不審に感じたら、消費生活センターに相談すること」と注意を促している。
ちなみに【スーダン銀行】のレートによれば、1円は0.0275-0.0276スーダンポンド。事例の50スーダンポンドは日本円に換算すると1820円程度でしか無い。くれぐれも注意すると共に、周囲にターゲットとなりそうな人がいたら、注意喚起をしてほしいものである。
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