【更新】ヤフー、検索動向を多方面からチェックできる「キーワードアドバイスツール」の提供を開始
2010/10/09 19:30



「キーワードアドバイスツール」の大きな特徴は、1つのキーワードに対する組み合わせ(フレーズ)とその検索回数だけではなく、同義語や置き換え可能な言葉、またそのキーワードから連想させる形状や色まで広範囲に関連性のあるキーワード候補を抽出できること。

↑ 「ツイッター」を対象キーワードにした場合の例。多種多彩な関連キーワードが用いられ、またその関連キーワードから逆に大本のキーワードの動向を推し量ることもできる

↑ キーワードの過去の検索数推移。例として挙げた「ツイッター」は2009年末あたりから頻繁に検索されているようだ

↑ 属性別推移。関東・近畿地区で主に検索されている、20-30代で過半数を超えているなど、さまざまな動向を推し量れる
月ごとの「検索ボリューム推移」や、「属性別 検索割合」(性別、年代別、地域別、曜日別)など出稿のプランニングに役立つ機能もあわせて提供している。媒体は異なるが例えば【木曜の夕方にケータイが多く使われる理由】のように、対象となる人たちの生活様式に合わせ、効果的な記事展開をしたり広告を出稿する際には、大変役立つツールとなること。
また、検索サイトでキーワードが検索されるのはは、それだけ世間一般の興味関心を集めている物事に他ならない。そこで特定のキーワードのデータを参照することで、その事柄がいかに関心を集めているか、そして関心を持つ人たちはどのような関連事項に興味を抱いているのかを知ることも不可能ではない。

↑ 「イカ娘」で検索した結果。作品名「侵略!イカ娘」の詳細を知ろうとしたり、イラストを探している、あるいは原作者の安部真弘氏のことを調べようとしている事が分かる

↑ 同じく「イカ娘」の月別検索ボリューム推移

↑ 同じく「イカ娘」で属性別データをチェック。本放送の木曜日に検索ボリュームが最大になっている
例えば先日アニメ版がスタートした、週刊少年チャンピオンで連載中の「侵略!イカ娘」のタイトル中キーワード「イカ娘」で検索した結果のデータを見ると、同作品のイラストを探したり、あるいは原作者の安部真弘氏のことを調べようとしているようすが分かる。また、同作品のアニメ化は2010年3月下旬に第一報が流れたため、3月から検索数が急増していること、アニメ版の全国放送(AT-X)が木曜お昼に行われるため、木曜に検索機会が最大化していることなどが確認できる。
今回提供が開始された「キーワードアドバイスツール」はYahoo!リスティング広告の利用者に対してYahoo!における検索状況を多角方面から提供し、広告出稿の最適化を後押しするのはもちろんのこと、様々な方面で役立つツールとして有益な使われ方をされるに違いない。機会がある人は一度試しに使ってみることをお勧めする。

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