ネット通販サイトの商品を一覧表示・Googleショッピングスタート

2010/10/29 06:53

GoogleショッピングGoogleは2010年10月28日、同社運営の検索ポータルサイトGoogleの機能の一環として、【Googleショッピング】の提供を開始したと発表した。インターネット上での通販(ネット通販)を行っている企業の通販データを網羅した検索機能で、入力したキーワードに合致するネット通販商品の一覧を多様な条件で並び変えることができる。またショッピングサイトの運営者サイドによる商品登録が無料で行えるのも特徴の一つ(【発表リリース】)。

↑ 「ポンデライオン」で検索。本来は「ポン・デ・ライオン」なのだが、通常の検索同様に臨機応変な対応をする
↑ 「ポンデライオン」で検索。本来は「ポン・デ・ライオン」なのだが、通常の検索同様に臨機応変な対応をする

↑ ギャラリー表示にしたり価格の安い・安い順に表示したり、価格帯を設定したり、新品のみに限定したり、店舗を特定した上での検索もできる
↑ ギャラリー表示にしたり価格の安い・安い順に表示したり、価格帯を設定したり、新品のみに限定したり、店舗を特定した上での検索もできる

通常検索でネット通販を使って購入したい、価格を調べたい商品を探す場合、多種多様なページの中にネット通販サイトのページが含まれているので、「購入できる場所を探している」というニーズでは少々遠回りをさせられることがあった(。その遠回りが無いように、アマゾンや楽天市場などのショッピングモールサイトを使う場合も少なくない)。「Googleショッピング」では、該当する商品の商品名(あるいはそれに近い名詞)を入力することで、登録されているネット通販の商品データのみが表示され、その煩雑さを経験しなくて済む。また、アマゾンなどのショッピングモールの検索結果同様に、価格帯を設定したり特定店舗のみを指定したり、単純に価格の安い順に並び変えることも可能。

条件設定一番の特徴は、登録されている各ネット通販の店舗が、今「Googleショッピング」を介して検索されることで、あたかもショッピングモールのような感覚で利用者にチェックされること。各検索結果から商品をクリックすると、それぞれの店舗独自のサイト・ページに飛ぶため、実際には各サイトへの起点を列挙しているに過ぎないのだが、利用側には個々の店舗が緩やかな連合体を組んでいるように見える(考え方としてはアマゾンではなく楽天市場に近い)。

当然個々の商品購入はリンク先の店舗で行われるため、購入プロセスや手数料体系、支払いなどは別々。複数種類商品をまとめて購入する時には、入力の煩雑さにやや難儀するかもしれない(店舗別の絞り込みをすれば話は別だが)。しかし例えば単価の高い商品を1つだけ購入したい場合(冷蔵庫や洗濯機などの白物家電、AV機器などのデジタル家電)、購入ニーズが高く「購入店舗はどこでもいいので、とにかく欲しい」的な1品モノの趣味モノ系商品(フィギュアやCD、DVD)には十分以上に役立つだろう。

「Googleショッピング」はGoogleの検索結果ページの左側メニューに表示される機能一覧中「ショッピング」の項目からも到達できる。また近日中にアンドロイド携帯・iPhoneでも利用可能になるとの話。



類似のサービスはすでに日本国内でも存在しており、今回の「Googleショッピング」の登場による連想で、株価が急落するという現象も起きている(【Googleショッピングの衝撃でカカクコムの株価が大暴落したでござるの巻】)。「Googleショッピング」そのものは仕様がシンプルでコミュニティ機能も無く、商品概要などの掲載も無い。現時点では周辺市場にさほど大きな変化を与えるものではないと思われる。

しかし本文中で触れたが「特定商品をネット上から購入できる場所探し」というニーズでこれまでショッピングモールサイトへダイレクトに移行していた人たちが、少なからずこの「Googleショッピング」を使うようになり、その分だけ顧客の分散化が想定される。また登録が無料なため、登録する店舗数が増大することは容易に想像でき、登録数の増加に伴い便利さが増し、さらに利用者が増えるかもしれない。

その上今後操作系周りをはじめとした利用のしやすさが向上すれば、遠くない将来に類似サービスの手ごわいライバルになることが容易に想像できよう。

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