シブサワ・コウ氏、現場復帰…コーエーテクモで襟川陽一氏が代表取締役に就任

2010/11/09 06:45

社長就任【コーエーテクモホールディングス(3635)】は2010年11月8日、現在同社の代表取締役を務めている松原健二氏の代表取締役社長辞任と、現在取締役最高顧問を務めている襟川陽一氏(シブサワ・コウ氏)の代表取締役社長就任を発表した(【発表リリース】)。松原氏については11月末付で取締役の辞任も予定されている。さらに同社の子会社であるコーエーテクモウェーブ・コーエーテクモネットそれぞれでも、松原氏の取締役辞任、襟川氏の取締役就任、コーエーテクモゲームスにおいて松原氏の代表取締役辞任と襟川氏の代表取締役就任が発表されている(【発表リリース】)。

辞任の理由についてリリースでは、松原氏からの「一身上の都合により代表取締役並びに取締役を辞任したい旨の申し出」があり、取締役会でこれを受理したとのこと。公式リリースにはこれ以上の説明はないが、人事異動のタイミングが通常の期末ではなく期の中間という中途半端な時期だったことや、同日発表された【平成23年3月期 第2四半期決算短信(PDF)】において、ゲームソフト事業・オンラインモバイル事業の主要事業2部門で営業損失が出ていることなどから、【コーエーとテクモ、合併正式発表・来年4月にコーエーテクモホールディングス誕生】でも触れた共同持株会社化後の財務・営業状態が今一つ思わしくないことが、辞任のトリガーとなった可能性は否定できない。

今回社長に就任し、子会社にも取締役として就任する襟川氏は、コーエーテクモの前身である光栄の創設者であり、同社の大黒柱的タイトルを次々に生み出し、一時期までは謎の人物としてカリスマ化されていた「シブサワ・コウ氏」としても名高い人物。平成11年には代表取締役会長、平成13年には取締役最高顧問として就任し、いわば要石的な存在・縁の下の力持ちとして収まっていた。今回その「要石」が最前線で指揮を執ることにより、同社の現状に活を入れる狙いがあると見られる。

かつての某大手衣料品メーカー的な大切り返しの人事を行ったコーエーテクモ。今後どのような効果が見出されていくのか、注目したいところだ。

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